庭なき人々のために共通の緑を
今年9 月に開業20 周年を迎えるホテルインターコンチネンタル東京ベイがこの夏、「森のビアガーデンby シェフズライブステージ・カールトン」を営業している。
これは、宴会場に緑(会期中は衛生面を配慮して人工の緑を使用)を配して森のような雰囲気を演出したものだが、東京湾の夜景と森の組み合わせの妙が印象的だった。聞くところによると、節目の年だけに、従来にない発想でお客さまをお迎えしたいという思いがこの企画を実現させたようだ。
さて、このように、植物の緑はおもてなしに大きな役割を果たすことがあるが、歴史を見ても、緑の存在は思いのほか重要であったようだ。
第7回
富田昭次 「おもてなしの精神」とは何か ~歴史に学ぶ接遇の極意~
第23 回 庭園は屋根のないもう一つの客室:前編
【月刊HOTERES 2015年07月号】
2015年07月08日(水)