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第59回 伊藤 淳  カスタマーを見よ、発想を変えよ、パラダイム転換こそが ホテルウエディング復活の近道

第59回  「進行の選択肢づくり」

【月刊HOTERES 2019年05月号】
2019年05月31日(金)
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伊藤 淳 氏 
クラリス ウエディング ブランドエグゼクティブ/クラリス ウエディングプランナースクール校長/クラリス ウエディングプランナー研究所所長

〈プロフィール〉1997 年より㈱リクルートのゼクシィ事業部に8 年間在籍。ゼクシィ「茨城・栃木・群馬版」の立ち上げ責任者を経て、ホテルウェディンググループゼネラルマネージャーに就任。2005年退職し、「クラリスウェディングプランナースクール」を創設、第一線で活躍できるウエディングプランナーの育成に携わる。07 年に㈱リクルートと共同で現役プランナー向け研修を生み出し、ウエディングの打ち合わせオペレーションの改革を提唱する「明日からウエディング」を考案。さらにプランナーだけにとどまらず、ウエディング業界全体の活性化のためジュエリー業界のスタッフや現場キャプテンのトレーニングにも力を注いでいる。

 突然ですが、皆さんの会場で働いている「人」の変化を感じることはありませんか? 以前と比較すると仕事を楽しんでいる人が少なく感じたり、離職する人が増えていたり、採用活動しても「人」のマッチングが困難だったりなど、ウエディング業界で働く「人」の環境が大きく変化していると感じませんか?
 
 私は現在さまざまな会場様から「人」に関するお悩みのご相談を大変多くお受けします。その課題は年々深刻になっていると感じています。日本の労働力不足を補うために施行された「働き方改革」関連法ですが、これに対応するための対処に追われ返って労働力不足を生んでしまっているようにもみえます。
 
 つまり現在のスタッフに時短と有給休暇取得促進だけを求めた結果、本来の顧客本位の業務が成り立たなくなりモチベーションの低下を招き、もともと賃金水準がけっして高くない業界でさらに残業代が抑制されることでの収入面の不安も要因となり離職や採用難度につながってきているのかもしれません。現状を改善するためは「そういうもの」という旧態依然とした業務フローを見直すための「披露宴」の改革は急務でしょう。

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