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2020年5月22日号 新しい視点 「ホテルの価値」向上理論 ホテルのシステム思考

第398回 いまを乗りきるイノベーティブ発想(ホテル人格)

【月刊HOTERES 2020年05月号】
2020年05月20日(水)
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今回は、ホテルの「望ましい人格」とはどのようなものであるのかについて、新たな調査結果も加味し、ご紹介したいと思います。
 
まずは、これまで弊社が調査をしてきた「ホテル人格論」を整理します。これまで幾度となく、ホテルの人格についてご紹介しました。ホテルの人格とは、ホテルや旅館の宿泊体験を経て、事業用不動産を擬人化するあるいは、支配人等の顧客が接した実際のヒューマンウエア・パーソナリティーが複雑な体験をシンプル化する過程において生じる現象としてとらえることができます。

弊社実施のアンケート調査では、ホテルや旅館での滞在体験を通じて「これまでにホテル・旅館に対し人格を感じたことがあるか」という質問に対して、約21%の人が「ある」と答えていました。施設カテゴリーで見ますと、人格性を感じたという人の約46%が旅館でした。
 
 また約28%がリゾートホテルであり、約19%がシティホテル、約7%がビジネスホテルという結果でした。さらに「人格を感じたホテルにまた行きたいか」という質問に対しては、約88% の人が「頻繁に行きたい~いつか行きたい」と答えていました。

北村剛史 
Takeshi Kitamura


(株)日本ホテルアプレイザル 取締役/(株)サクラクオリティマネジメント 代表取締役/(一社)観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI(米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、CRE(米国不動産カウンセラー)慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である(株)日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事

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