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トップインタビュー  アコーホテルズ モード・ベイリー氏、マーカス・ケラー氏

デジタル領域への積極的な取り組みを行なうアコーホテルズ “完成”はない。常に変化をしながら戦い続けていく

【週刊ホテルレストラン2018年02月09日号】
2018年02月09日(金)
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アコーホテルズは先見の明を持ち
デジタル領域への
継続的な投資を行なってきた
 
❒CDO というポジションの設立やアコーホテルズはファストブッキングの買収など特にデジタル領域におけるチャレンジを先進的に行なっている企業と映ります。その理由はどこにあるのでしょうか?

 
モード アコーホテルズのCEO セバスチャン・バザンに先見の明があったというのが理由になるかと思います。彼はすでに数年前にはホスピタリティーの領域においてもデジタル革命を先駆けて行なっていく必要性があると感じ取り、デジタルへの取り組みに多大な投資を行なうことを決定しました。そして、デジタルによって文化を変えていくということは、お客さまのニーズに対応をしていくというものではなく、ニーズの先を読んでいくことであり、継続的な投資が必要です。実際、アコーホテルズではこのデジタル領域に対し、2014 年から2018 年の間に2億2500万ユーロ(約300 億円)の投資を行なうと発表しました。そしてそれをさらに今後もそれを継続していきます。それができたのはセバスチャン・バザンに先見の明があったからです。
 
❒ アコーホテルズのデジタルにおける今後の取り組みについて教えてください。
 
ケラー 
私たちは今、非常に大きな転換期に来ていると思います。ホテルオペレーターでありながらファストブッキングやAvailpro、Gekko などさまざまなデジタル系企業の買収を行ない、一方でフェアモント・ラッフルズ・スイスホテルグループといったホテル企業の買収、さらにはラグジュアリー領域に特化したプライベートレンタルホーム企業であるワンファインステイの買収を行ない、事業の多様性が増しています。つまり、私たちがお客さまにご提供できるものが増えているのです。それをさらにデジタルの変革によってお客さまにとって利便性の高いものを目指していかなくてはなりません。
 
モード アコーホテルズがより豊かなリソースを持つと同時に、ビジネスモデル自体も常に変化していくことになるでしょう。そこにはこの時点で完成というものはなく、常に変化をし、進化をし続けなければなりません。そのためには常にマーケットを監視し、変化を感じ取らなければなりませんし、また、ホテルオペレーターの競合を見ているだけではいけません。デジタルにおける変革が起こり続ける中で、デジタルによって私たちホテル業界に大きな影響を与えるようなサービスを生み出す企業も出てくることでしょう。そういった動きにも敏感でなくてはなりません。
 
 また、変化・ニーズを先読みし対応していくために、さまざまなトライ&エラーを積み重ねていくことも重要です。私たちは数週間、数十日間といった期間を設け、非常に小さなテストを常に積み重ねていっています。
 
Disruption は必要。
常に変革に取り組んでいく
 
モード
 アコーホテルズにはもう一つのCDO というポジションがあります。それは「Chief DisruptionOfficer」というものなのですが、CEO の哲学、考え方を非常によく反映したポジションであると思います。このCDO はマーケットの今後の予兆を感じ取りながら、スタートアップ企業など今後の成長の芽になるようなものを見つけるという役割を担っています。それによってアコーホテルズがこれまで行なってきたダイナミックな買収につながったりするわけなのですが、われわれホスピタリティーの領域においてこの「ディスラプション(Disruption:旧から真への変革)」という考えは常に必要です。だからこそイノベーションが起こるわけですし、成長につながるのです。
 
 ホテル業界の成長率は年率5%前後だと思いますが、ホスピタリティー周辺のニュービジネスを考えると民泊などは50%〜60%の成長率があると思います。そういった新しい考え、サービスが生まれてくるのであればそこに参加していくこと、それは単純に世の中の流れに合わせるということではなく、われわれがプレイヤーとなってそこをけん引していく存在になりたいと考えています。
 
 だからこそ、デジタルの領域においても、常にマーケットを監視し、可能性のあると感じる領域には積極的な挑戦をしていきます。そして、先ほども申し上げた通り、デジタルの世界には完成はありません。常に変化をしていきながら、より良いものを目指し、挑戦をしていきたいと考えています。
 

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