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2023年10月6-13日号 トップインタビュー シェラトン鹿児島 総支配人 戸田 猛樹 氏

トップインタビュー シェラトン鹿児島 総支配人 戸田 猛樹 氏

【月刊HOTERES 2023年10月号】
2023年10月12日(木)
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多彩な料飲施設で地元客からインバウンドまでを魅了

---- 2023年 5月 16日、鹿児島市内初となる外資系シティホテルとして「シェラトン鹿児島」が開業しました。その狙いや特徴についてお聞かせください。

「シェラトン鹿児島」は、世界中の人々がつながる「Where the world comes together(世界が出会う場所)」という、新しいブランドコンセプトのシェラトンです。立地は鹿児島市内中心地、鹿児島市電武之橋電停前にある、ヘルスケア施設、総合病院、分譲マンション、スーパーマーケットなどからなる複合施設「キラメキテラス」内。徒歩圏内に偉人ゆかりのスポットもいくつもあり、史跡巡り散策もできる便利な場所です。
 
  館内には随所に鹿児島の景観と地形をデザインに取り入れ、ホテル内部と桜島の壮大な景観を一体に感じられる造り。黒薩摩焼などもアートとして随所に飾っております。「鹿児島初の外資系シティホテル」として開業前から地元の期待がとても大きく、地元のお客さまとともにホテルを作っていこうとも考えております。開業 1カ月前には、地元のお客さまに向けてお披露目をして「コーヒー 1杯でも気軽に飲みに来ていただきたい」とお伝えしました。鹿児島は医療施設が多く学会などの集まりも多く、ビジネスチャンスがあるなと考えております。
  
レストラン&バーなど五つの料飲施設があります。1階のカフェ「&More(アンドモア)」は地元のお客さまで開業当初よりかなりの高稼働です。USBポートもテーブルに配し、1人用の個室スペースも2室、無料で用意し、ステイケーション需要にも応えています。
 
最上階 19階にあるグリルレストラン「FLYING HOG GRILL(フライングホググリル)」は、桜島の絶景を眺めながらの食事が楽しめ、ホテル内で薪火を使って調理している希少性もあり、ランチ、ディナーともに盛況です。深水政信シェフは、宮崎のシェラトン・グランデ・オーシャンリゾート全体の料飲を統括していた経験もあり、ほかのシェフも九州各地でキャリアを積んできた精鋭です。
 
 九州食材の流通や食文化にも強く、独自性を出していけると思っています。同じフロアに観葉植物やハンギンググリーンバーが特長のバー「VIVARIUM(ビバリウム)」があります。レストランとバーの間に設けたグリーンルームでハーブを栽培し、植物園のような雰囲気を演出しながら、実際に摘み取ったハーブをバーのカクテルやレストランの料理に使い、フレッシュな香りも演出の一つとなっています。
 
また、4階のカジュアルダイニング「Daily Social(デイリーソーシャル)」は、朝食、ランチ、ディナーまでブッフェスタイルのダイニング。フードのゾーニングをはっきり分けているのが特徴です。朝は焼きたてのパン、ランチタイムはカウンターで職人が握る寿司、ディナーは炭火のオーブンで焼き上げたローストビーフを目の前でスタッフがスライスするなど、作りたてを味わえます。かなり多くのメニューに「鹿児島産」が付き、県産の食材が大きな魅力、戦力となっています。
 
 鹿児島焼酎や地元食材の料理を提供する居酒屋「SATSUMAGMA(さつまぐま)」は、4階の庭園からアクセスする独立した造り。カウンターとテーブルが数台で、料理人やスタッフとやりとりしながら食事を楽しんでいただけます。ホテル内に居酒屋という珍しさも相まって好調です。長期滞在、ホテルで過ごす時間の長いお客さま向けに、ルームサービスも拡充していく予定です。 

 

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