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2021年5月28日号 トップインタビュー (株)アゴーラ ホスピタリティーズ 代表取締役 ゲイリー・クォック 氏

トップインタビュー (株)アゴーラ ホスピタリティーズ 代表取締役 ゲイリー・クォック 氏

【月刊HOTERES 2021年05月号】
2021年05月27日(木)
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所有から運営まで幅広い選択肢が強み。 積極的な展開姿勢は変わらない

----アゴーラ ホスピタリティーズとしての今後の展開構想について教えて下さい。

まず、先にお伝えしたように私たちはホテル運営のみでなく賃貸借から所有まで、幅広い選択肢を持っていることは大きな強みです。そして、日本は魅力的なデスティネーションかつ、大きなポテンシャルを持っています。

日本の文化は素晴らしく、豊かであり、だからこそコロナ以前の訪日外国人旅行者数と国際観光収入は大きく成長もしてきました。一方で、日本を訪れる外国人旅行者はその魅力の一部しか体験できていません。東京、大阪、京都などはすでに外国人旅行者にも知られていますが、地方にも、素晴らしい文化や、魅力がたくさんあります。地方も含めた日本の魅力を海外はもちろん、改めて日本国内にも向けて伝えていけるよう、主要都市以外のホテル運営も視野に入れていきたいと考えています。そのポテンシャルは非常に大きく、今回の新型コロナウイルスの影響が収束すれば日本は再びデスティネーションとして繁栄すると確信をしています。
それを踏まえ、先にお伝えしたような運営のみから所有まで、さまざまな形での展開をしていくという方針です。

----積極的に展開をしていくという点に関して、例えばホテル運営企業のM&Aでの展開といった可能性もあるのでしょうか? また、もし展開軒数において具体的な目標があれば教えて下さい。

先に展開軒数に関してですが、私たちはゲストエクスペリエンスを含めたクオリティーを大切にしており、目標数字が独り歩きしてはならないと考えています。展開軒数ありきとは考えていません。

一方で、より幅広い地域での展開はホテル運営企業としての強みになると考えており、積極的に機会をうかがっています。既存ホテルの運営などあらゆる形におけるホテル運営の幅広い選択肢を持っており、それが弊社の強みです。

重ね重ねとはなりますが、日本はデスティネーションとして大きな魅力を持っており、それは今のコロナ禍でも変わりはありません。私たちはそのマーケットにアセットの点においても柔軟に、積極的な展開をし、ホテル運営企業としての成長を目指していきます。

アゴーラ 銀座のラウンジの中心となるウェルカムカウンター
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