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REPORT ネスレネスプレッソ㈱ 

あらゆるオケージョンにおいて拡大していくコーヒーの存在感

【月刊HOTERES 2017年05月号】
2017年05月26日(金)
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「世界各国のホテルサービスで標準化されつつあるネスプレッソのコーヒーマシンは、ベニュー別のソリューションを提供していきます」と言うネスレネスプレッソ業務用営業部 ホレカチームイースト マネジャー・本嶋貴之氏

「ガチャガチャマシンに季節や行事に合った景品を入れて、ホテル出発時に楽しんでもらい、旅の最後の思い出づくりをしていただいています。こうしたクリエイティブな発想がアンダーズブランドを支えています」と言うアンダーズ東京宿泊部長・内山渡教氏

3人のプロフェッショナルがトーク
ホテルベニュー別の世界的トレンド
 
日本のホテルマーケットにおいても、一杯のコーヒーの存在感は大きくなっている。2017 年2月22 日、東京ビッグサイトで開催された「HCJ2017」の会場において、ネスレネスプレッソはHCJ セミナー「ホテルベニュー別の世界的コーヒートレンド」を主催した。ホテル、レストラン関係者に向けて、コーヒーの最新トレンドに関するトークセッションが行なわれた。
 
ホテルのゲストルーム、ダイニング、バンケットのそれぞれのプロフェッショナルをパネリストに迎え、ホテル内の各セクションにおいて、今どのようなことが求められ、実践されているのか、その中でコーヒーはどのように役割を果たしているのかについて現場の声が届けられた。
 
パネリストは、アンダーズ東京宿泊部長の内山渡教氏、東京マリオットホテル副総支配人の佐野洋一氏、ハイアット リージェンシー京都料飲部長の和田実樹氏。モデレーターはネスレネスプレッソ業務用営業部 ホレカチーム イースト マネジャーの本嶋貴之氏が務め、セミナーを進行した。
 
自分の家、友人の家で過ごすような
心地よい時間をコーヒーが演出
 
内山氏からはゲストルームの話を中心に、アンダーズ東京のおもてなしに関する考え方が紹介された。
 
アンダーズ東京には24 時間利用できる、宿泊ゲスト専用の「アンダーズラウンジ」がある。10 名以上が座れる大きな相席テーブルを2卓置いた空間は、互いを知らないゲスト同士、あるいはゲストとスタッフが人的ネットワークにコネクトするための役割を担う。スタッフはいい意味で、カジュアルでフレンドリーな印象のアプローチを心掛けている。ゲストに心からリラックスしていただけるサービスを、日々提供しているのだ。アンダーズ東京の宿泊部は「クリエイティブチーム」を発足し、活動している。「スタッフには常にゲストを刺激するような何かを考える、クリエイティブな姿勢を求めています」と内山氏はその意義を解説する。「クリエイティブチームでは、日本の行事や季節、サプライズの演出など、東京の地域性を感じていただける表現方法を生み出し続けたいと思います」
 
アンダーズブランドは2007 年、ハイアットグループ初の「ライフスタイルカテゴリー」として立ち上げられた。アンダーズ東京は2014 年の開業以来、「安息」「懐かしさ」といったキーワードに基づき、ゲストルームを提供している。「アンダーズ東京のゲストルームは、基本的にスタイリッシュでありながら、どことなくローカルテイストを散りばめたデザイン空間になっています」と内山氏は言う。「アメニティについても、特に海外からのゲストに懐かしい日本らしさを楽しんでいただけるものをセレクトしています。浴衣や鼻緒のついたスリッパなどによって、和のテイストの提供に努めています」
 
アンダーズ東京のゲストルームでは、ソフトドリンクとスナック類のお代わりは何度でもできる。コーヒーについては、全ゲストルームにネスプレッソマシンを導入している。
 
「私たちはゲストルームにおいて、お客さまがまるで自分の家にいるような、あるいは友人宅に招かれたような心地よさで時間を過ごしていただきたいと願っています。カプセル式のネスプレッソマシンは、そうした雰囲気づくりのために必要不可欠なアイテムだと考えています」と内山氏は導入の理由を語った。
「クオリティー、使用感、デザイン性に優れるネスプレッソマシンからも、アンダーズ東京が考えるホスピタリティーの形を感じていただけていると思います」
 
ミーティングのコーヒーブレイクは
本格的、高品質な一杯が求められる
 
佐野氏は、バンケット事業の動向、東京マリオットホテルで実践されているMICE誘致に関する仕掛け、バンケットシーンにおけるコーヒーの役割について語った。
 
「東京マリオットホテルはミーティングの受注にあたり、『ミーティングサービスアプリ』を活用しています」と佐野氏は解説する。「ミーティングのプランナーと各部署のスタッフがリアルタイムにつながることのできるシステムで、例えばコーヒーブレイクが始まればそのままFBのスタッフに連絡が届く形になっています。ミーティングの進捗状況に合わせて、そのときに必要なサービスが即座に用意できるこのアプリは大きな武器になっています」
 
ミーティングの営業においては、それぞれのサービス内容をデジタルコンテンツによって可視化することで、具体的な画像を見ながら検討してもらうことができるメリットを打ち出している。もちろんコーヒーブレイクに関する画像も用意されている。さらにWEB上で運営している「ミーティングマガジン.com」では、ミーティングのプランナーやお客さまがセットアップされたサンプル画面の中から希望するイメージを選び、クリックすることで営業スタッフに送るという仕組みにより、言葉による説明が不要なプランニングを進めることができる形を構築している。
 
「この商品をコーヒーブレイクで使いたいといった希望を、デジタルで可視化された形で伝達できるメリットがあります」と佐野氏は言う。「大きな会場では大型のコーヒーマシンを設置して参加するお客さまにコーヒーを提供し、小さな会場では家庭用のコーヒーマシンを片隅に置いて、お客さま自身に自由に使っていただく形が主流になります」今の時代のミーティングにおけるコーヒーの存在について佐野氏は、「デキャンターの中に抽出したコーヒーを入れて、そこからカップに注いで提供するスタイルは、トレンドとしてはほぼ終わっていると思います」と言う。「より本格的なクオリティーの高いコーヒーを、ホテルという大きな箱の中でも提供していく方向が顕著になってきていますし、お客さまもそういったスタイルを求めていると思います」
 
マーケット全体がコーヒーのクオリティーに敏感になっている今、ポット出しのコーヒーではなく、一杯一杯淹れたコーヒーをお客さまに楽しんでいただけるサービスがホテルにおいて主流になってきているのだ。
 

 
「厳選したアイテムを細かく提案するためにセットアップをした上で、その魅力が伝わる写真を通じて、マリオットインターナショナルは世界中でミーティングの販売を行なっています」と言う東京マリオットホテル副総支配人・佐野洋一氏

「ジュース、スムージーともに、コーヒーマシンも表に出してお客さまの目の前で淹れるサービスを推進しています。演出上もマシンのデザインは大切なポイント」と言うハイアット リージェンシー京都料飲部長・和田実樹氏

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