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第三十二回 キャリアデザインは口に出して言え 福永健司のキャリア論

モチベーションは誰のもの?

2017年03月19日(日)
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 また、ホテルで宿泊と料飲(レストラン、婚礼、宴会)のどちらをポジションとして選ぶべきか論になることがあります。
 やはり宿泊はホテルの顔だから、とか料飲サービスはフロントカウンターなどがなくゲストにより近く、より自身のキャラクターをだせるとか、それぞれに利点があります。
 
 ただし、この論議はもはや、過去のもので今後は
 
①ホテルそのものがひとつのチームなので全ての理解が必要
②マルチタスクという名のもとに両方を満遍なく実行できる能力を問われている

 
という観点から運営だけでなくセールス、経理、人事を含めた総体の理解をホテル全体でできるような、そしてそれがなぜ必要かを自身が理解し、周りを巻き込んでいく力を養う必要があります。

「富国強兵」というのは例えとして誤解を招くかもしれませんが、ホテルも各人が強く(すなわちサービススキル、マーケティングスキル、ヒューマンスキル、ファインナシャルスキルを身につける)なれば結果、ホテルも強くなります。
 ホテルが強くなるというのは利益が出て顧客満足が上がり、従業員も帰属意識が高まり、株主も投資に見合うリターンが得られる、ということです。
 


 私が以前、お世話になっていたディズニーランドで素晴らしいのはアルバイトを含めた全従業員が夢の王国の為にそのステージ(ハード)をさらにソフトで高める行動ができることです。
 例えばランド内に落ちているごみをカストーディアル(見たことある方、多いと思いますが役割として曲芸的にごみをホウキで処理するキャストです)のみならず全員が必ず拾う、笑顔で全てのゲストに挨拶、そして遠方にいるゲストにも笑顔で手を振る、常に“積極的にフレンドリー”であることです。
 
 こうした行動が伴うモチベーションを高める方法を確立でき、実践できればあなたのホスピタリティ業界でのポジションは確実なものになると思います。
 


 

他者のモチベーションを上げることができれば
あなたのモチベーションも上がる






 

福永 健司
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル  総支配人
福永 健司 プロフィール

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