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第十四回 キャリアデザインは口に出して言え 福永健司のキャリア論

ゴールを線で囲い込め

2016年03月24日(木)
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 海外で勤務する中で気付いたことがありました。それはオーナー(出資者)の頭にあるのはやはりお金(利益)だということです。
 私がリゾートホテルで働いていたのはバブル経済全盛期。ゲストも大手企業の社長や重役、中小企業の経営者、医者に弁護士といわゆる富裕層の方が多く、私の勤務していたリゾートホテルの特性上、朝、昼、夜の食事をゲストとご一緒し、その後はディスコ(呼び方に時代を感じます)や我々スタッフが行うショー(大したものではありません(苦笑))をご覧頂くなど密着度が高いものでしたので、一緒にお酒を飲むことも多くありました。

 そこでの話題は海がきれいだ(皆さん、夜光虫って知っていますか?)、星がきれいだ(皆さん、南十字星って知っていますか?)、魚影が濃い(鮫、亀、マンタなどの大物)という話に最初の1時間程度は集中しますが、お酒が進み時間が経つと出てくるのが「会社が儲かりすぎて節税対策が必要」や「減価償却にはヘリコプターの購入が効果的」という話だったのです。
 当時の私は夜光虫や南十字星や魚の名前は言えてもその時彼らが何を言っているか見当もつきませんでした。その内容はかなり後になって理解することになるわけですが、要約するとビジネスオーナーは利益やキャッシュありきで、マネージメントは数値や経理的なことを理解する必要があることに気付かされたのです。

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