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第十一回 キャリアデザインは口に出して言え 福永健司のキャリア論

それは無謀な挑戦か?

2016年02月06日(土)
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 よくある反応は不安だとか、自信がないとか、ネガティブなものになる場合が多いです。
 準備ができていないことによる状態によりそのチャンスをみすみす逃す、辞退するということが往々にして起こり、残念なことにその機会を逃すと次はほぼありません。そうした機会をあなた以外のあなたより準備が整っている人に与えられてしまうからです。
 
 不安な気持ちは理解できますし、自身の現状を鑑みて現実的に無理、無謀なこともあるでしょう。しかしながら、そうした機会は突然訪れ、予測が出来ません。
 こうしたことから準備を怠らないことが前提条件ではありますがストレッチ(背伸びをして達成が難しいかもしれない高い目標を設定し、その実現に挑むこと)をしてでも機会を逃さない方が得策だと私は考えています。
 


 “無謀”と“ストレッチ”は紙一重です。無謀な挑戦は後ろ向きの気持ちにさせますが、常に器の大きさに合わせた仕事内容を選んでいるとそのサイズ以上になることはありません。コンフォートゾーンという呼び方をしますが、自身にとって居心地の良いゾーンから出て、背伸びしてようやくできるかできないか、もっと言えばとてつもない状況があなた自身を成長させます。
 両手、両足を縛られてプールに落とされる。縛られたロープを自ら外してプールを自力で上がってきた時が一皮むける時です。極端な表現方法かもしれませんが、そうした試練を潜り抜け成長できるのです。
 
 ディズニーランドには永遠に未完成という形容があります。「夢のかなう場所であり続けるために努力、進化をする」。「時代とゲストに必要とされるカタチになるべく発展し続ける」。だから永遠に未完成。
 我々も常に未完成、準備100%、自信100%なんてことは発展途上ではありえません。
準備を怠らず、且つ、自分の身の丈以上に挑戦してみましょう。今日は昨日より一歩だけ前に進んだ自身を目指しませんか? それが成長とキャリアアップへの近道です。
 

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