全体必需単品を優先させて再活性化道の駅 Aの変革
先日、ホテル内装業を営む会社の部長から「売上アップ解体新書」についての感想をいただいた。「業種は違えども課題はうちの会社も一緒、部会で読んで意見交換をした」とのこと。そう、そう、私が書いているのは全業種の共通する課題と突破口。このような感想は励みになる。
本号は、直近で単品 2倍や過去最高の売上高のイベントを実現した道の駅Aのお話である。業種は違えども付き合っていただけたら嬉しい。
道の駅の特色について一応、触れておく。主力部門の野菜や果物の多くは近隣の農家さんが持ち込む委託販売の形態をとっている。自社での市場からの仕入れ品も併用しているところもあるが、大半は委託で、売れた分からの販売手数料が収益となる。そして準主力部門の展開に、自社加工品のジェラートやアイスクリーム、惣菜(そうざい)、パンなどがあるところが多い。