カウンター越しに、すべてのメニューをお客さまの目の前で調理する。「日本焼肉 はせ川 別亭 銀座店」は〝究極の食と空間のミュージアム“をテーマに作られた。食材のみならず、器やインテリアも贅が尽くされている
「日本焼肉 はせ川」が、銀座三丁目に新業態の「日本焼肉 はせ川 別亭 銀座店」をオープンした。同店は、すべてのメニューをカウンター越しに和食の料理人が調理し、焼き上げまでのフルサービスを提供する、ライブキッチンスタイルの店舗だ。
食材、ワイン、器、インテリアと、すべての面において贅が尽くされている。コロナ禍以降、飲食店に対して改めてうまれた〝高級志向“に対するニーズに、全方向から応える店舗が誕生したといってもいいだろう。
〝和スタイル“で提供される焼肉は、未経産雌牛の純但馬牛をはじめ、部位ごとに目利きが仕入れた黒毛和牛が使用され、おのおのもっとも適した焼き具合と味わいで提供される。あえて、にんにくやごま油といった従来の焼肉につかわれる薬味を使わず、肉本来のおいしさが前面に出る日本料理ならではの調理法を追及したという。肉と交互に提供される和食にもこだわりの食材が使われており、海鮮から野菜まで日本各地の産地から取り寄せられている。海鮮においては鮮度も美味しさのうちと、店内にいけすを構えるこだわりぶりだ。ライブキッチンの名にふさわしく、お客さまの目の前で仕上げられる活け造りなど、今後インバウンドが戻ってきた折には、特に喜ばれそうな演出もさまざまな場面で提供されている。
加えて、同店で注目したいのはワインや日本酒の揃えだ。特にワインについては三ツ星フレンチに負けないラインナップを揃えており、ロマネ・コンティをはじめとした世界でも入手困難な一流銘柄が、常時300種類用意されている。
メニューは月替わりで旬の食材を楽しめる1コースのみで提供。記念日や月ごとの味わいを楽しみにするプライベート利用はもちろんだが、コロナ禍を経て本当に重要な取引先のみに絞られつつある、エグゼクティブむけの接待にかなった店舗がオープンしたといえよう。今後の展開に期待したい。
日本焼肉 はせ川 別亭 銀座店
https://www.nihonyakiniku-hasegawa.com/bettei
担当:毛利愼 mohri@ohtapub.co.jp