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2021年9月24日号 トップインタビュー Zentis Osaka 総支配人 安井 淳 氏

トップインタビュー Zentis Osaka 総支配人 安井 淳 氏

【週刊ホテルレストラン2021年09月24日号】
2021年09月22日(水)
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関西ローカルの方々への訴求が持ち味

----7月15日〜開業 1周年イベントの際には、ジャズ界で定評のあるラジオパーソナリティーとのコラボでミュージックイベントも行なったと聞きました。

 開業 1周年となる2021年 7月15.18日の3日間は“暮らすように滞在できる”ホテルならではのサービスを、宿泊者以外の地元のお客さまにも体験していただけるイベントを館内で行ないました。例えば、「Zentis Garden Beer & Tapas」は、1階の宿泊者専用ゲストラウンジのガーデンエリアを解放し、大阪のクラフトビール「箕面ビール」と、それに合わせた「UPSTAIRZ」の夏らしい9種類のタパス、1周年を記念したオリジナルカクテルが楽しめるプラン。北新地には珍しく、緑があり心地よい風が抜けるホテルのガーデンで「大阪の夏」をご体感いただけたと思います。さらに 7月17日には、本物の音楽体験を通じた新たなカルチャーとの出会いの場を提供すべく、「Salon de Zentis」Vol. 1 Billie Holidayというイベントを、女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の一人である、ビリー・ホリデイの命日に開催しました。
 
 また、「最高の身支度を整える」がコンセプトの宿泊者専用の多目的ルーム「Room 001」で提供している、シューシャインサービスやフレグランスバーを定位置の 2階から 1階に移設し、アメリカで修業を積んだ職人によるシューシャイン体験やフレグランスアドバイザーによるフレグランスカウンセリングなどで自分にぴったりの香りに出会えるイベントなども好評でした。
 
 弊社のホテル運営とは、地域に根ざし末永く愛される街のサロンとしてのホテルを目指すというスタンスです。特にコロナ禍においてはローカル(近場)で滞在することも旅という位置づけです。まさにコロナ禍におけるステイケーションとして、地元でホテルステイを楽しむという新たな需要となりました。今後もレストランだけでなく宿泊を含めたホテル全体の魅力を積極的にアピールしていきます。 

 

----宿泊者専用の多目的ルーム「Room 001」は、どのようなプロセスで実現したのでしょうか。

 宿泊時にクリーニングサービスはあるのですが、やはり時間がかかります。開業前に、「宿泊主体型のホテルなら館内にランドリーがあった方が絶対に便利」という話になり、ランドリーだけでなく、アイロンもかけられ、ライブラリー&リフレッシュの要素も…と話が広がり、「最高の身支度ができる場所」というコンセプトになりました。シューシャインサービスやフレグランスを自由に試せるコーナーも設けた宿泊者専用の多目的ルームとして、2階の一角に「Room 001」を設けました。本物志向の素材に触れていただくことができるこだわりの空間で、「Zentis Osaka」の特徴と魅力を体現した場所と言えます。フレグランスアドバイザーのMAHOさん監修のもと、季節ごとに 8種類のフレグランスを置いているのですが、お客さまには旅先で自分に合った香りをゆっくりと選んで、それを纏(まと)って街に出かけられると好評です。

 まだまだ日本人は、ホテルの使い方が上手くないと感じています。街に溶け込んだ、日常使いできる大人の社交場が提案できればという思いもあります。前出の「Salon de Zentis」Vol.1 Billie Holidayでは、メディアの交流をテーマに幅広いジャンルで活躍する、立川直樹さんがプロデュースする Zentisの空間と「UPSTAIRZ」の食事を楽しみながら、ハイエンドオーディオで音楽を体感するひと時を過ごすという催しでしたが、販売からほどなく満席になったことから、求められていることの方向性が間違っていなかったことを実感しました。

 カルチャーの発信地としても存在価値があるホテルとして、シリーズ化して継続的に開催していきます。さっそく9月 28日に、同様のジャズイベントを予定しています。価値が分かる大人のお客さまはもちろん、歴史や背景とともに本物に触れる楽しみを若い世代にも楽しんでもらいたいです。 

----今後の貴ホテル、および観光業の課題についてお聞かせください。

 人材の新たな育成と異業種への流出を防止ことが課題です。例えば、フルサービスホテルのパレスホテル東京のスタッフは、プロフェッショナルの集合体であり、そうでなくてはならないと思います。一方Zentisは、その DNAを持ちながらも、小粋に“着崩したような”サービスを提供できる新しいカテゴリーだと思っています。シーンごとに求められるサービスを迅速に提供する、マインドのマルチタスクという感じでしょうか。ゲストとのカジュアルな距離感を保ちながらもスマートな接遇を美しくこなす…、そんなスタイルを確立させながら人材を育てていきたいと考えています。そして共に、末永く続くホテルを築いていきたいと思います。

 

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