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2025年9月号 TOP RUNNER 第19回 マンダリン オリエンタル 東京 総支配人 デイヴィッド・コラス氏

2025年9月号 TOP RUNNER 第19回 マンダリン オリエンタル 東京 総支配人 デイヴィッド・コラス氏

【月刊HOTERES 2025年09月号】
2025年09月12日(金)
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ハードとソフトの両面で改革を進め 次の20 年に向けてさらなる洗練に向かう

ラグジュアリーなホテル、リゾート、レジデンスを展開しているマンダリン オリエンタル ホテル グループは、アジアをルーツにグローバルブランドへと成長を続け、現在27カ国・地域において、オリエンタルヘリテージと、立地する土地の文化や独自のデザインを反映する44 のホテルと12のレジデンスを運営している。マンダリン オリエンタル日本初のホテルとして2005年12月2日に東京・日本橋に開業したマンダリン オリエンタル 東京は、グループの理念である「立地する土地柄と文化に敬意を表するホテルづくり」をハードとソフトの両面で実現しながら、20年の時を積み重ねてきた。2024 年1月1日から総支配人を務めるデイヴィッド・コラス氏に、グローバルで多角的な視点からラグジュアリーホテルのあり方について話を聞いた。
 

マンダリン オリエンタル 東京
総支配人 デイヴィッド・コラス氏


フランス・シャンパーニュ地方出身。ロイヤルメルボルン工科大学でビジネスと法律における経営学の修士号を取得。ザ リッツ ロンドン、カンヌのホテル マルティネス、フォーシーズンズ ホテル ジョルジュサンク、ホテル プラザ アテネなどのホテルでリーダーシップの役割を担うなど、ホスピタリティー業界で豊富な経験を持ち、ラグジュアリーを中心にホテル運営に携わる。マンダリン オリエンタルでは、旗艦ホテルであるマンダリン オリエンタル 香港でキャリアをスタート。2013 年マンダリン オリエンタル ニューヨークのホテルマネージャーに就任。16年旧マンダリン オリエンタル アトランタで総支配人に就任。その後、マンダリン オリエンタル ジュネーブの総支配人に就任。24 年1月1日マンダリン オリエンタル 東京の総支配人に就任。現在に至る。
 

おもてなしとラグジュアリーの 融合により東京は独自のサービス 文化を創造している

──マンダリン オリエンタル 東京が開業20 周年を迎えた今、あらためて他のホテルとの差別化ポイントについてどのように考えていますか。

 大きな差別化ポイントは、東京・日本橋という洗練された場所にホテルが立っていることだと思います。加えて料飲部門が強みとなっていて、館内にレストランを10店舗以上持っている点もマンダリン オリエンタル 東京の大きな魅力になっていると考えています。

──優秀な人材を育てていることも、圧倒的な差別化の要因になっているのではないでしょうか。

 私たちは採用面接において、その人材が「人を好きな人」であるかどうかを見極めるようにしています。人を心から好きな人物でなければ接客はできないからです。そして本当に人が好きな人材を採用した後に、マンダリン オリエンタルのスタンダードに沿ってトレーニングを行なっています。
マンダリン オリエンタルの文化は、マンダリン香港とオリエンタルバンコク、二つの伝説的なホテルのそれぞれの文化が融合してできたものです。さらにそれが日本にあるおもてなしの文化と相俟って、マンダリン オリエンタル 東京が提供する素晴らしいサービスが生み出されているのだと思っています。

──東京という場所で、これまで世界中のホテルで培ってきたご自身のキャリアはどのように活かされていますか。

これまでのキャリアの中で世界をまわって多くの町を見てきたことが、私のアドバンテージになっていることは確かです。私はもともと東京で仕事がしたいという思いを抱いていて、東京に来る準備と考えて多くのホテルを渡り歩いてきました。そして多様な経験を積み重ねた結果、日本に相応しいサービスを提供できるところまで自分自身が成長したと感じたからこそ、マンダリンオリエンタル 東京に来ることを決意したのです。

フランス人である私は、日本とフランスに多くの共通点があることを理解しています。料理をはじめ、ラグジュアリーに対する考え方など、文化的な共通点に対してすんなりと受け入れられることも大きなアドバンテージと言えるでしょう。

私が東京のことをとても好きな理由は、町自体がとても洗練されているからです。さらにおもてなしという哲学があり、それがラグジュアリーと一緒になって独自のサービス文化を創り上げているところにも魅力を感じています。

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本記事は月刊ホテレス2025年9月号「TOP RUNNER」一部紹介記事です。
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