ホテル業界の注目が高まるにつれ、さまざまな人たちがこの盛り上がる業界で何かビジネスができないかと考え、その一部はすでに参入してきている。しかし、われわれがやるべきことというのは何も変わらないはずだ。
先日、外資系金融関係に勤める知人と会った際にこんなことを聞かれた。「週刊ホテルレストランではなぜあまり民泊について記事がないのか」というものだ。確かに最近インバウンドの増加に伴い「部屋が足りない」ということで注目を浴びているが、スプリンクラーの設置はじめ宿泊業の基本である安心・安全が担保されていない事業であるから、今後宿泊者と周辺住民のトラブルは起こるであろうし、そのための法律やルールが生まれてくるのだろうなと容易に想像がつく。
FROM THE PUBLISHER ——太田 進——
変わらないこと
【月刊HOTERES 2016年05月号】
2016年05月20日(金)