一般社団法人全日本ホテル連盟(本部・東京都千代田区)は1月10日、会員ホテルの2024年12月客室利用率の調査結果を発表した。回答ホテル数は226軒の協力ホテルのうち112軒、調査結果は速報値となる。
同調査によると2024年12月の全国平均は80.2%、前年同月79.0%と1.2ポイント増の結果となった。全国平均では前年実績を上回る結果となったが、北海道・東北・甲信越・東海・北陸・四国・九州と多くの地位では前年を下回ることとなった。
近畿エリアでは前年比4.2ポイント増となったが、大阪府の平均値では2.5ポイント減で着地。東京都は89.3%と引き続き好調で前年月比3.2ポイント増、関東地域でも87.4%と2.1ポイント増となった。
全国的にクリスマス、年末の集客が好調だったとのコメントが寄せられたが、インフルエンザの流行により直近でのキャンセルが多発したとのこと。半面、ADRが引き続き上昇傾向にあり、大多数のホテルで売上は前年を上回っていることが推測されると担当者は述べる。
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文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp