同店ルーフトップバー。店内も含め「THE ROOF」は、地元鹿児島に拠点を置くウッドワークの‟AkihiroWoodworks“、奄美大島の伝統技法・大島紬の泥染めをはじめとする天然染色を行なっている‟金井工芸”二代目の金井志人をはじめ、多彩なクリエイターたちとのコラボレーションによって創り上げられた
トランジットホールディングスが初の鹿児島進出店、ルーフトップバー&ビストロ「THE ROOF」を「FAV LUX 鹿児島天文館」にオープンした。コンセプトは‟Local Mixture Club“。同店のプロデュースを手がけたのは㈱トランジットクリエイティブ。運営は㈱トランジットオペレーションサービスが担当している。
同店開業においては、鹿児島初となるルーフトップバーがレストランに併設された。同施設は鹿児島湾からほど近く、眼前に桜島を望む絶好のロケーションを誇る。一方で、現在も桜島は噴火活動を続けており、懸念はなかったのだろうか? その点について伺うと、
「正直、こればかりは開業後にしか解らない部分も多いため、これまで桜島と共に暮らしてこられた地元のかたがたのお知恵を拝借しながら、柔軟に調整していきたいと考えています。むしろ私たちは、この絶景を臨む地の利が持つポテンシャルやそこから生まれるであろう感動をお客さまに届けることに注力し、ルーフトップバーの設置に至りました。ぜひ、これまで鹿児島になかったロケーションでの特別な体験を、多くのお客さまに楽しんでいただきたいと考えています」
と回答が返ってきた。
そんな同店の旗揚げに同社が白羽の矢を立てたのは、フレンチビストロ「eau」にやきとりおでん「大賛成」、ベーカリー「na」を手掛ける仲野智博氏だ。
「THE ROOF」監修シェフの仲野智博氏(写真左)と、カクテルをはじめとしたドリンクやフードペアリングを手がけた山口郁也氏(写真右)。彼らの感性が交錯し、調和することで生まれた世界が、鹿児島に新たなフードカルチャーを提案している
フードメニューには、スペイン製炭火オーブン‟ジョスパー“を使用し焼き上げられる‟鹿児島県産 黒豚トマホークのグリル BBQソース”など、鹿児島県産食材の美味しさを存分に味わえるグリル料理が数多くオンメニューしている。これら料理に添えられるパンも、ビストロ&ベーカリー「VOLLON」の天然酵母を培養したパンドカンパーニュ‟自家製パン 発酵バター”と、こだわりの一品だ。宿泊のお客さまのみに提供される‟モーニングボックス“にもこれらのパンが提供されている。さらにトンカ豆を漬け込んだ芋焼酎で作る‟SAKURAJIMA/桜島“など、オールドファッションドスタイルのカクテルをビストロスタイルのカジュアルな雰囲気の中で楽しめるのも魅力だ。
「THE ROOF」はホテル内レストランだが、朝食以外の時間帯は一般のお客さまも利用可能なオールディダイニングとして営業している。営業時間もディナータイムが日~木曜日までは22時まで、金・土曜日は24時までと、ディナー後にも楽しめる場所になっている。店舗真ん中にはDJブースやミラーボールも設えられており、鹿児島のナイトシーンを「THE ROOF」が変えていく予感すら感じさせる。
これまでさまざまな地で新たな文化を生み出してきたトランジットホールディングス。同店が鹿児島の地でどのようなニューカルチャーを生み出していくのか? 今後の「THE ROOF」の展開がとても楽しみだ。
「THE ROOF」
instagram:https://www.instagram.com/theroof_kagoshima/
「FAV LUX 鹿児島天文館」
https://www.fav-lux.com/hotel/kagoshimatenmonkan/
担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp