施設1階のメインダイニングは、フレンチレストラン、「Le RESTAURANT」。‟お客さまひとりひとりが、心からご満足いただける料理こそがスペシャリテ“という小川氏の哲学のもと、湘南を舞台にしたグルメカルチャーに、さらなる深みと新たなオーベルジュスタイルを提案していく
㈱UMITOが、“UMITO”シリーズ初のオーベルジュとなる「UMITO KAMAKURA KOSHIGOE」を開業した。
同施設は1日2組だけのシェアリゾートとなっており、贅沢なプライベート空間と共にこだわりの食材を用いた料理とサービスを提供している。今回、‟唯一無二の料理を味わえるオーベルジュとして“施設を開業したいという思いのもと、社長の堀氏が白羽の矢を立てのが、「レストランひらまつ 広尾」で8年に渡り料理長を務めてきた小川大樹氏だ。小川氏が同店を退職し、地元である広島で友人の店を手伝っていた折、小川氏の評判を聞いた堀氏が自ら広島に足を運び、同施設への参加を打診したという。
小川氏もより自分らしい料理を表現したいとの思いから参画を決めた。相模湾や駿河湾で漁獲される魚や鎌倉野菜といった地の食材に加え、仔牛から育てられる宮崎県の倉薗牛や長野県「塩原農園」のフルーツ、九州・武雄のはちみつなど、全国から取り寄せるこだわりの食材と共に、独自の‟UMITO”キュイジーヌを生み出していきたいという。さらに小川氏の料理には、Conseillerである田中優二氏セレクトのワインペアリングを用意した。オーセンティックなフランスワインから、「Kusaka Vinyard」や「BEAUPAYSAGE」といった国産ワインまで、幅広い味わいのラインナップで料理との相乗効果を楽しむことができる。ルームサービスの酒類リストも充実しており、シチュエーションに応じた楽しみ方ができるのも同施設に滞在する魅力だ。
施設外観。腰越海岸を眼前に見渡せるロケーションからは、江の島の絶景を楽しむこともでき、特に夜間には江の島シーキャンドルのライトアップを独り占めするかのような贅沢なひとときを味わえる。また、波の音を全身で体感しながら、非日常のリラックスした時間を過ごせるのも魅力だ
ちなみに‟UMITO“シリーズは今後、材木座、横須賀エリアやニセコなど全国各地での展開が予定されており、国内のみならず海外での展開も視野に入れている。その際同社は、SDGsの理念に基づき、持続可能な観光施設としての役割も果たしていきたいとしている。将来的には、濾過システムを導入し、水のリユースを可能とする設備の整備や、地域で害獣として狩猟された肉を食用として買い取り、‟UMITO”シリーズをはじめ、全国のレストランで提供する取り組みを進めていくことも考えているという。加えて、ワインを海底で熟成させ、味わいが深まったワインをお客さまに提供すると共に、魚の生育環境を整えることで海洋環境にも寄与する取り組みを行っていくという。こうした活動を通じて、観光事業者としての成長とともに、持続可能な社会の形成に貢献していきたいと堀氏は語る。
同社の今後に注目していきたい。
「UMITO KAMAKURA KOSHIGOE」
HP:https://hotel.umito.jp/kamakura-koshigoe/
オーナーシップなど、‟UMITO“シリーズについての詳細はこちらから
HP:https://umito.jp/
担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp