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毛利愼の外食エンターテインメントVol.119

創業30周年を迎えるzettonが、原点回帰、そして新たな時代へとつなげる「渋谷舌呑」を裏渋にオープン!

2024年12月02日(月)
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かつて名古屋から恵比寿に「舌呑(ゼットン)」が東京初上陸した際、そのおしゃれで美味しい“なごやめし”は大きな衝撃を与えた。今回の出店では、創業当時の人気メニューであった“タイカレー揚げ春巻き”、“塩ネギミミガー”をリバイバルするなど、「舌呑」の原点を回顧しつつも、同ブランドの集大成ともいえる新たなステージの料理が多くラインナップされている
かつて名古屋から恵比寿に「舌呑(ゼットン)」が東京初上陸した際、そのおしゃれで美味しい“なごやめし”は大きな衝撃を与えた。今回の出店では、創業当時の人気メニューであった“タイカレー揚げ春巻き”、“塩ネギミミガー”をリバイバルするなど、「舌呑」の原点を回顧しつつも、同ブランドの集大成ともいえる新たなステージの料理が多くラインナップされている

㈱ゼットンが2025年に創業30周年を迎えるにあたり、渋谷で「渋谷舌呑」を開業した。
 
“舌呑”と書いて“ぜっとん”と読むこの店名は、社名であると同時に、名古屋で創業した第一号店に冠された名前だ。“舌で味わい、呑んで愉しむ”というコンセプトを体現したこの名は、同社にとってシグネチャーネームともいえ、彼らの哲学が凝縮されたブランドのアイデンティティそのものだ。そして今回、本社移転先のビル1階にオープンした「渋谷舌呑」は、その原点に立ち返りつつ、現代のトレンドを取り入れた新たな店舗として誕生した。

同店では、ワンフロア且つ約200平米という広さを活用し、多彩なシーンに対応すべく複数のエリアから構成されている。海外のパブを彷彿とさせるスタンディングエリアに、料理人との会話も楽しく、臨場感あふれるカウンター席。さまざまなシーンで利用可能なダイニングテーブルやプライベートな空間で食事を楽しめる個室、さらには外壁に添うようにテラス席まで用意されている。
 
 

店舗外観(※画像はパース)。ハイテーブル18席、カウンター18席、ダイニングテーブル16席、個室8席、ボックス6席、外10席とユニークなゾーニングはそれぞれにテーマがあり、‟ゼットン“というワンテーマにまとめ上げられている点が彼らのバランス力の凄さだ
店舗外観(※画像はパース)。ハイテーブル18席、カウンター18席、ダイニングテーブル16席、個室8席、ボックス6席、外10席とユニークなゾーニングはそれぞれにテーマがあり、‟ゼットン“というワンテーマにまとめ上げられている点が彼らのバランス力の凄さだ

また裏渋という、フリーランスで働く人も多く集う場所柄を考慮し、ちょい飲みや早飲みをしたいお客さま向けには‟ハッピーアワー”を15時から18時まで提供するなど、ディナータイムのみならずいついかなる時間帯に同店を訪れても、‟お客さまが愉しく美味しく過ごせるように”との同社らしい心遣いが反映されている。
 
ちなみに、そんな‟らしさ”は営業時間にも反映されている。コロナ禍以降、閉店時間を早めに設定する店舗が増えている中、同店では平日、日、祝日はラストオーダー22時半、閉店が23時半、金、土についてはラストオーダー25時、閉店が26時(※フードは深夜メニューのみ)と、深夜でも楽しめるようになっているのだ。
 
同店は渋谷駅からのアクセスが良い上に、表通りの喧噪から少しだけ距離を持てる場所に位置している。レストランとしての利用はもちろんだが、エントランス横にはDJブースも設けられており、パーティやイベントの会場として、特別感を感じながら活気あるエンターテインメント空間として活用できるのも嬉しい。
 
いずれにせよ、渋谷にまたひとつ、気分よく過ごせる店ができた。さまざまなシチュエーションで訪れてみたい。
 
渋谷舌呑
HP:https://shibuyazetton.zetton.co.jp/
 
 

‟黒毛和牛の肉豆腐”。同メニューは石焼き鍋に入れられた煮込み豆腐の上に生の和牛のリブロースがまかれた状態で提供され、お客さまの目の前で火入れがなされる。お酒のお供としてもちろんだが、ご飯のお供としても最高な逸品だ
‟黒毛和牛の肉豆腐”。同メニューは石焼き鍋に入れられた煮込み豆腐の上に生の和牛のリブロースがまかれた状態で提供され、お客さまの目の前で火入れがなされる。お酒のお供としてもちろんだが、ご飯のお供としても最高な逸品だ
パリパリピーマンでドテ煮を食べる‟渋谷のパリピ”。なんと!トロトロになるまで脊髄を煮込んだ牛骨を縦割りにし、その上にドテ煮がかかっているダイナミックな一皿。その美味しさを、ネーミングの面白さと共に味わってもらいたい
パリパリピーマンでドテ煮を食べる‟渋谷のパリピ”。なんと!トロトロになるまで脊髄を煮込んだ牛骨を縦割りにし、その上にドテ煮がかかっているダイナミックな一皿。その美味しさを、ネーミングの面白さと共に味わってもらいたい
‟夜の鉄板ナポリタン”。創業以来の人気メニューで、「ギンザ舌呑」で出されるなど、途切れることなく提供されてきている「舌呑」の“ド定番”料理。ちなみに、鉄板繋がりなメニューには“鉄板タコさんウインナー”もあり、こんなところにもゼットンらしさが表れている
‟夜の鉄板ナポリタン”。創業以来の人気メニューで、「ギンザ舌呑」で出されるなど、途切れることなく提供されてきている「舌呑」の“ド定番”料理。ちなみに、鉄板繋がりなメニューには“鉄板タコさんウインナー”もあり、こんなところにもゼットンらしさが表れている
豊洲の老舗仲卸「水長水産」から仕入れたネタを、ひとつひとつ職人が握ってくれる‟手巻き寿司”。単品(6種類)でも、セットでもオーダーができる。おのおの具材は豪華だが、シャリが軽いため、3つ、4つはペロリと食べられてしまう。ネタに、ねばねば野菜があるのも嬉しい
豊洲の老舗仲卸「水長水産」から仕入れたネタを、ひとつひとつ職人が握ってくれる‟手巻き寿司”。単品(6種類)でも、セットでもオーダーができる。おのおの具材は豪華だが、シャリが軽いため、3つ、4つはペロリと食べられてしまう。ネタに、ねばねば野菜があるのも嬉しい
“愉しく呑める”ドリンクメニューの充実にも現れている。同店ではぜひ、お客さまがセラーから選べるクラフトビールも楽しんでほしい。お膝元・名古屋のワイマーケットブルーイングをはじめ、国の内外からさまざまな銘柄がセレクトされている
“愉しく呑める”ドリンクメニューの充実にも現れている。同店ではぜひ、お客さまがセラーから選べるクラフトビールも楽しんでほしい。お膝元・名古屋のワイマーケットブルーイングをはじめ、国の内外からさまざまな銘柄がセレクトされている
渋谷ならではのカルチャーを感じられる酒場として作られた「渋谷舌呑」は、カオスな空間を楽しめる場でもある。虎や鶴のステンドグラスなど、コンセプトが反映されたフォトジェニックな内装にも注目だ
渋谷ならではのカルチャーを感じられる酒場として作られた「渋谷舌呑」は、カオスな空間を楽しめる場でもある。虎や鶴のステンドグラスなど、コンセプトが反映されたフォトジェニックな内装にも注目だ

担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp

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