“厳選されたA4/A5ランクの黒毛和牛”がリーズナブルに楽しめることで人気の「マルウシミート」。産地にこだわることなく、日々、目利きの職人が同社基準の質に適った黒毛和牛を仕入れている
銀座エリアを中心に「個室会席 北大路」などの飲食店を展開する大東企業㈱の焼肉ブランド、「マルウシミート」の銀座2丁目店が開業10年目の節目を迎え、「YAKINIKU MARUUSHI 銀座2丁目」としてリニューアルオープンした。
昨今、お客さまのライフスタイルの変化などもあり、同ブランドでは順次バージョンアップを図っているという。今回のリニューアルにおいては、賑わいを心地よく感じながらも大人がゆっくりと落ち着いて利用できる店舗となるよう、モルタル・木・ステンを基調としたシンプルで洗練された空間となるよう内装を全面リニューアルした。また、日によっては3~4割が外国人のお客さまになるというほどインバウンドによる利用率もあがっており、それもこのタイミングでのリニューアルに着手した理由だそうだ。
店舗内観。エントランスを入ると、正面に描かれた躍動感あふれる牛の絵が出迎えてくれる。以前のカフェのような雰囲気から一変、全体的にシックなトーンでまとまっており、落ち着いた空気感の中で“熟成により増した肉の旨味”を楽しむことができる
ところで2012年の開業時から同ブランドでは敢えて産地やブランドにこだわらず、日々、目利きの職人の目に適ったA4/A5ランクの黒毛和牛を仕入れることにこだわっているという。その理由を伺ったところ、
「もちろん、われわれもブランド牛の美味しさ、素晴らしさについては十分に理解しておりますし、例えば宮崎牛のように、産地や生産者様とご縁がある際にはブランド牛メニューも提供させていただいております。ただ、“美味しい黒毛和牛をリーズナブルな価格で常にご提供する”というわれわれのコンセプトを鑑みた際に、銘柄や産地を固定してしまうとどうしても個体差や仕入れ価格の変動という課題が出てきます。そこで固定した銘柄で勝負するのではなく、われわれが基準とするクオリティ、そして価格に適ったものを職人が毎日市場に足を運ぶことで仕入れ、安定価格でご提供していこうとなりました。その代わり、取り扱う肉はすべてベストな熟成状態である35日間熟成のものを厳選しており、仕入れをする職人の目利き力には自信を持っております。おかげさまでリピーターとなってくださるお客さまも多く、ご満足いただいているのではないかと考えております」
と返ってきた。
実際、同店の肉はどれも非常に旨味が深く、また部位ごとに味わいの違いを感じるられるものが多い。調味や調理法の違いもあるだろうが、それ以上に素材が良質で、生命力に満ちたものであることを感じる。このクオリティの黒毛和牛をコスパよく、しかも銀座で食べられるのだ。SNSなどにおける口コミも多いのだろう、インバウンド人気が高いのも納得だ。サービススタッフの雰囲気もよく、近隣のホテルからの送客も増えているという。
因みに既に1年前にリニューアルオープンした「YAKINIKU MARUUSHI 銀座本店」が徒歩5分のところにあるが、本店はコースをメインに、同店はコースだけでなく、アラカルトメニューを厚くすることで、おりおりのお客さまの目的に適った選択を同じ商圏でしていただけるように工夫しているという。
同店では、“銀座No.1コスパ焼肉店”を目指し、黒毛和牛の美味しさと可能性を今後も追及していくという。今後の展開にも期待したい。
「YAKINIKU MARUUSHI 銀座2丁目」
HP:https://www.maruushi.com/
Instagram:https://www.instagram.com/maruushigroup/
担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp