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毛利愼の外食エンターテインメントVol.115

のどぐろ専門店の中俣グループが最上級ブランド「のどぐろ専門 銀座中俣 極」をオープン!

2024年10月07日(月)
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同店では、カウンターの他に個室も3室ほど用意されている。が、目の前で調理が行われるライブ感や料理人との会話と共に、一度はぜひカウンター席で最上級ののどぐろ、“紅瞳”の魅力をあますところなく堪能してもらいたい
同店では、カウンターの他に個室も3室ほど用意されている。が、目の前で調理が行われるライブ感や料理人との会話と共に、一度はぜひカウンター席で最上級ののどぐろ、“紅瞳”の魅力をあますところなく堪能してもらいたい

銀座・築地エリアでのどぐろ専門店を展開する㈱ザガット(以下、中俣グループ)が、銀座6丁目に自社最上級ブランドの「のどぐろ専門 銀座中俣 極(きわみ)」をオープンした。
 
これまでも中俣グループは、カジュアルに楽しめる店舗から炉端焼きや接待・会食向けの店舗まで、幅広いニーズに適う業態で“上質なのどぐろグルメ”を提供してきた。編集部から近いエリアにも数店舗構えていることから、筆者も常にお客さまでにぎわっている光景を目にしている。その同社が“最上級”と銘打った店舗で提供するのどぐろとはいかなるものなのか? 同社副社長・中俣氏に伺ったところ、
 
「さまざまな地で水揚げされるのどぐろですが、“日本最後の聖地”とわれわれが考えている漁場がありまして、それが上対馬の海なんです。その中でも最上級と評されるのどぐろが、今回われわれが『のどぐろ専門 銀座中俣 極』で提供させていただく“紅瞳”になります。“紅瞳”は主にエビやカニを餌とし深海200mの地で育つのどぐろで、近年人気が高まる中で非常に希少価値が高いものだといえます。今回、同店ではその“紅瞳”のみをご提供するコースをご提供させていただきます(※“紅瞳”と他ののどぐろを共に提供するコースもあり)」
 
と回答があった。
 

提供する“紅瞳”は一匹500g以上のもので揃えている。深海で育つことから荷揚げが多いとはいえず、さらに500g以上となると日々そのクオリティに適う品物を揃えられるのは決して易くない。それを成し得るのは企業力の賜物だ
提供する“紅瞳”は一匹500g以上のもので揃えている。深海で育つことから荷揚げが多いとはいえず、さらに500g以上となると日々そのクオリティに適う品物を揃えられるのは決して易くない。それを成し得るのは企業力の賜物だ

ちなみにさまざまな楽しみ方でのどぐろグルメを展開している同社だが、昨今は日本人のお客さまに加えてインバウンドの人気もあがる一方だという。特に中国や自国でも荷揚げのある韓国などアジア圏からのインバウンドに人気があるといい、高級からカジュアルまで幅広い業態において来店数が増えているという。さらにいえば、銀座エリアに店舗が多いこともありホテルからの送客も多いそうだ。
 
近年、インバウンド市場における日本への観光リピーターも増え、鮪やウニ、蟹といった魚介を一通り味わったお客さまは“新たなジャパニーズグルメ”、それもシーフード領域における魅力を求めている。その意味で、今回中俣グループが打ち出した“最上級ののどぐろ”はフィッシュマーケット観光の聖地である銀座、そして築地エリアにおける、“新たな魚介グルメの強みとなる”ポテンシャルが高いのではないだろうか?
 
いずれにせよ、ぜひ一度、“紅瞳”の美味しさを味わってもらいたい。のどぐろの可能性について追及してきた中俣グループが同店で提供する料理には、“のどぐろとはかくあるものか”を知る体験が待っている。
 
のどぐろ専門 銀座中俣 極
https://nakamata-nodoguro.com/kiwami/

“のどぐろ炙り(画像はいずれも“紅瞳”のどぐろコース「極上」のもの)”。コースではこれ他に、薄造りも提供され、おのおのの調理法で味わいが変わるのどぐろの魅力を楽しむことができる
“のどぐろ炙り(画像はいずれも“紅瞳”のどぐろコース「極上」のもの)”。コースではこれ他に、薄造りも提供され、おのおのの調理法で味わいが変わるのどぐろの魅力を楽しむことができる
“のどぐろ半身塩焼き”。これほど贅沢なのどぐろの塩焼きが味わえるのかと思うほど、ボリュームがあり、脂の旨味も味わえる逸品。塩は月に50㎏ほどしか作れないといわれる対馬の「おひさま育ち つしまのほし粒」が使われている
“のどぐろ半身塩焼き”。これほど贅沢なのどぐろの塩焼きが味わえるのかと思うほど、ボリュームがあり、脂の旨味も味わえる逸品。塩は月に50㎏ほどしか作れないといわれる対馬の「おひさま育ち つしまのほし粒」が使われている
お客さまの目の前で(※個室は料理人が調理したものを提供)、料理人が絶妙なレアにしあげる“のどぐろしゃぶしゃぶ”。しゃぶしゃぶに使われる出汁は、のどぐろのアラを5時間かけて煮だしている
お客さまの目の前で(※個室は料理人が調理したものを提供)、料理人が絶妙なレアにしあげる“のどぐろしゃぶしゃぶ”。しゃぶしゃぶに使われる出汁は、のどぐろのアラを5時間かけて煮だしている
しゃぶしゃぶにも刺身として食せる鮮度の高いものを使っている。同じ素材を通しで用いたコースを食べる醍醐味は調理法により変わる味わいの違いだが、本メニューでも炙りや焼きとはまた違った“火入れ”が作り上げる美味しさを味わえる
しゃぶしゃぶにも刺身として食せる鮮度の高いものを使っている。同じ素材を通しで用いたコースを食べる醍醐味は調理法により変わる味わいの違いだが、本メニューでも炙りや焼きとはまた違った“火入れ”が作り上げる美味しさを味わえる
“のどぐろ土鍋ご飯”。脂がしっかりとした“紅瞳”だが、土鍋ご飯になるとどこかほっこりとする、素朴な味わいになるのが不思議だ。もちろん、のどぐろの旨味は存分に堪能できる。米は栃木のヒノヒカリが用いられている
“のどぐろ土鍋ご飯”。脂がしっかりとした“紅瞳”だが、土鍋ご飯になるとどこかほっこりとする、素朴な味わいになるのが不思議だ。もちろん、のどぐろの旨味は存分に堪能できる。米は栃木のヒノヒカリが用いられている
毎年、社員一同で仕込みを行なうという「中俣酒造」の焼酎。いずれも非常に美味しい芋焼酎だが、特に焼酎がこれほどまでに食中酒として料理を引き立てるのかと感じる“桐野”はぜひ、飲んでみてもらいたい
毎年、社員一同で仕込みを行なうという「中俣酒造」の焼酎。いずれも非常に美味しい芋焼酎だが、特に焼酎がこれほどまでに食中酒として料理を引き立てるのかと感じる“桐野”はぜひ、飲んでみてもらいたい

担当:毛利愼 ✉mohri@ohtapub.co.jp

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