2024 年10 月14 日スポーツの日に、(株)ジャパネットホールディングスは長崎県長崎市に「長崎スタジアムシティ」をグランドオープンした。ジャパネットグループで地域創生事業を担う(株)リージョナルクリエーション長崎が開催したグランドオープンセレモニーとイベントなど施設全体で、のべ3万人以上の人々が来場。長崎の活性化につながる新空間に大きな期待を寄せた。長崎スタジアムシティは、サッカースタジアムを中心にアリーナ、ホテル、商業施設、オフィスが併設した大型複合施設。「長崎の『日常』の中に『非日常』を生み出し、長崎にいてよかったと思える場所」を目指す。長崎スタジアムシティに同日開業した「スタジアムシティホテル長崎」は、「365日、日本初のサッカースタジアムビューホテルで、特別な感動とくつろぎを。」をコンセプトに掲げ、サッカースタジアムに宿泊するという“ はじめて” の体験と感動を訪れた人々に届ける。
スポーツの力による地域活性化を目指して夢を現実に変える同志が集まる未来を描く
スタジアムシティホテル長崎
(株)リージョナルクリエーション長崎/(株)リージョナルエックス長崎
執行役員 折目 裕氏
1979年10月24日生まれ。兵庫県出身。建築設計事務所、建築・不動産コンサルを経て(株)リージョナルクリエーション長崎に入社。 長崎スタジアムシティプロジェクトの事業管理・企画などに携わる。
「ホテルづくりは人づくり」をベースに優秀な人材を採用し、育成していく
「サッカースタジアムに併設されたスタジアムシティホテル長崎には、日本ではじめてサッカースタジアムビューができるホテルという特徴があります」と(株)リージョナルクリエーション長崎の執行役員、折目裕氏は解説する。「ホテル内を充実させるのはもちろんのこと、スタジアム、アリーナ、商業施設、オフィスといった、長崎スタジアムシティの付帯施設との相乗効果を生み出したいと思います。特にサッカー、バスケットボールの試合、コンサートといったコンテンツを同じ敷地内で楽しめるという要素は大きく、観戦後、鑑賞後にホテルの滞在を楽しめる空間という感覚で皆さまに受け入れていただきたいと考えています」
スタジアムシティホテル長崎というコンテンツを通じて長崎スタジアムシティ全体の魅力をどのように引き上げることができるのかについて、折目氏は開発プロジェクトがスタートした2017 年から考え続けてきた。そしてスタジアムを楽しんでもらうホテルを運営するにあたっては、やはり「人」によるサービスの創造が鍵になると結論付けた。
「『ホテルづくりは人づくり』をベースの考え方に据えながら、いかに優秀な人を採用し、活躍できる人を育成するのかを追求しているところです」
ジャパネットグループには“ジャパネットらしさ” を大切にする社風があることから、中途採用のホテル経験者を含めてジャパネットらしさを浸透させるトレーニングを実施することで、ホテル経験とジャパネットらしさを掛け合わせたジャパネットオリジナルホテルを創造しようとしていく。さらに福岡県にある他のホテルの協力を得て一流のホテルサービスの指導を仰いだほか、外部からホスピタリティーのトレーナーに入ってもらい半年以上の座学・接客研修を行った。
ジャパネットらしさとは、「見つけて、磨いて、伝える」という姿勢を指す。ジャパネットグループの主軸事業である通信販売においては、メーカーから売れる製品を見つけて、お客さまのニーズに合わせて自分たちでカスタマイズすることで製品を磨いて、テレビショッピングを通じてお客さまに伝えるという3ステップが重視されている。
「見つけて、磨いて、伝えるというジャパネットらしさの根幹を成す3ステップはスタジアムシティホテル長崎はもちろん、長崎スタジアムシティにおいても貫く必要があります。世界のスタジアムやホテルを見学することでいいものを見つけて、日本にローカライズしてしっかりとまわせるように磨いて、最後に販売のフェーズでお客さまに魅力を伝えるという姿勢をぶらさずに取り組むことが求められるのです」
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本記事は月刊ホテレス2024年12月号「TOP RUNNER」一部紹介記事です。
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