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2025年4月号 観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル 《福井市編》

観光・ブライダルマーケットエリアデータファイル 《福井市編》

【月刊HOTERES 2025年04月号】
2025年04月14日(月)
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今回は福井県の県庁所在地、福井市を取り上げる。同市は日本海側主要都市の一つとして栄え、2019 年4 月に中核市となった。眼鏡産業や越前和紙、若狭塗箸などの独自の産業を抱える。他の北陸の県と同様に固有な特徴のある文化を有し、豊富な観光資源が位置する。以下に福井市のマーケットと福井県の観光マーケットをみていこう。
文殊リサーチワークス http://monju-rw.com

1.マーケットポテンシャル
 福井市の人口は25 万7941 人(2023年1月1日現在)で、福井県全体の33.9%のシェアを占め、県内において最も多い人口を有する都市である。その他の県内主要都市を見ると、福井県内には10万人以上の人口を有する都市は福井市以外に存在しておらず、福井市に続く人口規模としては、坂井市が8 万9369 人、越前市が8万0726人となっている。(図表1)

 過去5 年間の増加率(23年/18年)を見ると、福井市は▲2.8%の減少トレンドである。その他の県内主要都市を見ると、全てマイナストレンドとなっている。
その中で鯖江市が▲ 0.6%で比較的減少幅が小さい。福井市は県内主要都市の中では鯖江市に次いで減少幅が小さくなっており、越前市は▲ 2.8%、坂井市は▲ 3.4%
で、ほぼ福井市と同レベルの減少率となっている。
福井市の年齢構造を見ると、若年人口比率は17.6%、適齢期人口比率は19.9%で、若年人口比率は全国値(16.7%)を上回り、適齢期人口比率は全国値(20.9%)を下回っている。その他の県内主要都市を見ると、若年人口比率は鯖江市が19.5%で最も高く、次いで坂井市が18.2%、敦賀市が17.4%、越前市が17.4%で全国値を上回っている。適齢期人口比率は、県内主要都市全てにおいて全国値を下回っているが、その中で越前市が20.6%、鯖江市が19.9%、坂井市が19.1%、敦賀市が19.0%で比較的高くなっている。(図表2)

 高齢者比率を見ると、福井市は29.4%であり、全国値(28.7%)を上回っている。その他の県内主要都市をみると鯖江市が27.7%で全国値を下回っている以外は全
て全国値を上回っているが、地方都市としては高齢化が比較的緩やかである。
 将来推計人口をみると、福井市はすでに減少フェーズに突入しており、2050年ごろには2020年ベースから18%程度減少すると推計されている。その他の県内主要都市も減少トレンドに突入している。
鯖江市は比較的減少スピードが緩やかであり、将来的に越前市に人口規模が近くなる可能性がある。また大野市は小浜市、あわら市と人口規模のランクが入れ替わる可能性がある。将来的にも福井市が県内のマーケットにおいて優位の状態は変わらない。(図表3)

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※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入いただけますよう、お願い申し上げます。
 
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