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第9回 2020年5月8・15日号 グローバルSAKE マーケットの創造者たち 連載第2幕 

グローバルSAKE マーケットの創造者たち 連載第2幕 第9回

【月刊HOTERES 2020年05月号】
2020年05月14日(木)
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「原点回帰」をキーワードに酒造りを改革伝統工芸品としての日本酒の価値を追求

日本酒造組合中央会認証「日本酒スタイリスト」として精力的に活動を続けるタレントの島田律子氏が、日本の伝統文化、日本酒の魅力を深く伝える連載の第2幕。「世界へ打って出る日本酒」に主眼を置き、輸出に力を入れる酒蔵、インバウンド対策が得意な酒蔵、ソムリエから見た日本酒の可能性などについて積極的に取り上げていく。「グローバル SAKEマーケットの創造者たち」と題したシリーズ、今回は(株)せんきんの十一代目蔵元、専務取締役の薄井一樹氏にご登場いただいた。この土地でなければ生まれない唯一無二の酒を造る「ドメーヌ」、オーガニックの原点に立ち返り古代米を使う「ルーツ・オーガニック」、自然派を超える酒造りを目指す「ナチュール」といったコンセプトを示しながら、栃木県さくら市の地から付加価値のある日本酒を国内外に届けるせんきん。ワインの知識も豊富に持つ薄井氏に、酒造りに対する考え方と思いを聞いた。

島田 律子(しまだ・りつこ)
日本航空(JAL)国際線CAとして5 年半勤務後、タレント活動を始める。
2000 年「唎酒師」(SSI)取得後、2001 年 日本酒造組合中央会より「日本酒スタイリスト」に任命される。TV や雑誌への出演、コラムの執筆など、メディアでの活動を多数こなす。
また近年、訪日外国人に向けた日本酒の会の主催にも力を入れるなど、国内外に向け日本酒の魅力を広く発信する。
HP:http://www.smile-brew.com/


薄井 一樹(うすい・かずき) 
日本ソムリエスクール卒業。ソムリエ育成のため同校で講師を務める。2004 年家業である酒造りを再建するため、(株)せんきんの酒蔵に戻る。90%が普通酒だった当時の酒造りを改革し、伝統的な酒造りへと原点回帰を図る。20 石で始めた「仙禽(せんきん)」の酒は、現在100 倍の2000 石まで伸びてきている。ワインの世界を通じて身につけた知識と経験を生かしながら、独自のコンセプトに基づいた酒造りによって「世界基準」の日本酒を生み出すことを目指している。

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