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レポート 三井不動産リゾートマネジメント(株)

「(仮称)京都二条ホテルプロジェクト」 “人のホテル”になるために

【月刊HOTERES 2019年08月号】
2019年08月30日(金)
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楠井氏いわく「情熱に溢れた、とても個性豊かなチーム」という幹部メンバーたち

「情熱に溢れた、とても個性豊かなチームですよ」。嬉しそうにそう話すのは、三井不動産が京都で進める「(仮称)京都二条ホテルプロジェクト」の総支配人を務める楠井学氏だ。
2020 年夏に開業する同プロジェクトは、三井総領家(北家)が居宅を構えた、同社グループとゆかりある地。
この地で開業する独自ブランドのラグジュアリーホテルだけに、プレッシャーも小さくないはずだ。
楠井氏が目指すチーム、目指すホテルとは。

三井不動産リゾートマネジメント㈱
(仮称)京都二条ホテルプロジェクト 総支配人
楠井 学 氏

情熱を伝える。
そして、それに応える仲間が
集まりつつある

 
「情熱にあふれた、とても個性豊かなチームですよ」
 
 嬉しそうにそう話すのは、三井不動産が京都で進める「(仮称)京都二条ホテルプロジェクト」の総支配人を務める楠井学氏だ。
 
「今、18 名の高い志をもった仲間が来てくれています。それぞれが各分野でのプロフェッショナル、素晴らしい経験を持った人たちです。全員が『自分たちの手でブランドスタンダードを築きたい』『本物のラグジュアリーを創りたい』と、情熱をもって参加してくれています。今も地元・京都のメンバーも含め、私たちと一緒に日本最高のラグジュアリーホテルを作りたいという人たちが続々と全国各地から集まっています。
 
 部門長は全員が違うホテルブランドの出身者です。異なる経験、文化を背景に持つ個性的なメンバーが集まりましたので、当然、意見の相違も生まれます。ただ、それは過去の経験に拘こだわった意見ではありません。これまで経験したホテルよりももっと良いものにしたいという想いから出る意見です。ゼロから創り上げるこのホテルでは、『スタンダード』という縛りがありません。だからこそ、多種多様なアイデアが無限に出てくるのです。議論をするときは徹底的に時間をかけて議論します。共通して言えるのは、全員がお互いを尊重し、前向きに議論をし、最終的に納得しあえているということです。スタッフ全員で考え、アイデアを出し、活発に議論していく。ホテルは完成に向けて着々と建築が進んでいますが、建物だけでなく、開業メンバーの個々の成長も日々感じています」
 
 全体で220 名を超えるチームとなるこのプロジェクトに、楠井氏の情熱に惹かれたメンバーが集まりつつある。
 
 幹部だけではない。新卒採用においても、すでに約70 名のメンバーが決定しているという。
 
「学生の皆さんにはとにかく、この地に独自で日本ブランドのラグジュアリーホテルをゼロから創りあげる意義、そして私たちの情熱を伝えました。『人の三井』である三井不動産が、三井家ゆかりの地で進めるプロジェクト、そのビジョンに共感した素晴らしい経験を持つ仲間が集まるプロジェクトです。
 
 通常、会社説明会は人事部がメインで話すものなのかもしれませんが、総支配人である私が先陣を切って話しをしました。学生の方の中には驚く人も少なくなかったですね。ですが、このプロジェクトに迎える人たちですから、直接会って、目を見て話をしたい、私を含めチームとしての情熱を伝えたかったのです。私たちの目標『日本のラグジュアリーホテルブランドを京都から世界へ』、私たちの熱意、それらに共感してくれる仲間に来てほしいと考えていました」
 
 積極的に、徹底して自分たちの考えを伝えた。そして、とにかく多くの人に伝えた。
 
「多くの会社説明会を行いました。そして、想像を超える多くの学生の方が興味を示してくれました。もちろん自分も面接に参加しました」
 
 そして、内々定を出した約70 名の仲間が「このホテルで働きたい」と言ってくれた。
 
「何よりも驚いたのは、予想以上に多くの、そして志の高い学生の方々がこのホテルに興味を持ってくださったということです。二桁になった倍率の中、たくさんの学生の方たちからこのプロジェクトに対する情熱を聞き、勇気ももらいました。「これだけ人材募集が多い時代に、私たちを選んでくれた人たちです。不安を持つご両親を説得してくれた人もいると思います。初めての一人暮らしを決断された学生さんも多々います。私が学生全員に電話するのはものすごく時間がかかりましたが、一人ひとりに私から直接、感謝を伝えることができ、全員の想いを聞くことができて本当によかったです。電話をしたときは、皆さんとても驚かれていましたが、そのリアクションにも一人ひとり個性があって楽しかったです(笑)」
 
 新卒で迎えるスタッフたちとの関係づくりはそれだけでは終わらない。
 
 また、いわゆる内定辞退ということがほとんどなかったことにも驚きました。正直、まだ名前すらないホテルプロジェクトです。ある程度の内定辞退は覚悟していたのですが、本当に嬉しい驚きでした」
 

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