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インタビュー  オリックス銀行株式会社 ( ORIX Bank Corporation ) 取締役兼専務執行役員 益子 哲郎 氏 

好きなタイミングで給料を受け取れる 仕組みの導入が人材の定着率を向上させる

【月刊HOTERES 2019年04月号】
2019年04月19日(金)
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オリックス銀行株式会社は、福利厚生サービスとして給料前払いワンストップサービス「オリックス銀行Day’s Pay」を業務受託している。従業員がすでに働いた分の給料を対象として、給料日を待つことなく、自らの申請に応じて好きなタイミングで前払いを受けることができる仕組みだ。
 
働き方改革、労働人口の減少などを背景に、ホテルにおいても人材の安定確保は重要な課題となっている。
 
非正規雇用も拡大していく中、多様化する従業員のニーズに応えて、給料の受け取り方法の選択肢を増やすことは企業の魅力の向上に直結する大切な要素となってきている。
 
求人マーケットの競争が激化の一途を辿る今、従業員に安心感を与えることができる「オリックス銀行Day’s Pay」のようなサービスの導入は、採用活動のみならず、人材の定着率の向上という意味でも力を発揮することになるだろう。取締役兼専務執行役員の益子哲郎氏に、時代とともに変化してきた企業と従業員の関係性と、そこで求められる制度の在り方についてインタビューした。

オリックス銀行株式会社
取締役兼専務執行役員
益子 哲郎 氏 Tetsuro Masuko

 
■ソフトからインフラの在り方を考え
■働く側が制度を選ぶ時代を迎えた
 
日本のホテルの求人マーケットの現状をどのように見ていますか。

 
 訪日外国人の数は右肩上がりに増加し、目標の年間4,000 万人が現実のものになってきました。日本人の人口減少という社会環境を背景に、労働者も含めて外国人の人口はますます増えていくでしょう。
 
 ホテルの求人マーケットも含め、日本の社会においては、このような環境の変化に対応したインフラをつくろうとすると、これまではどうしてもハードへのアプローチに向かいがちでした。しかし、今はハードよりもソフトの部分でインフラの在り方を考えるべき時期に差し掛かっていると思います。その中には、たとえば給料の受け取り方の選択肢を増やすということも含まれると考えます。
 
 働き方改革とは、少し前までは単純に「企業側が長時間労働を是正して残業を減らす」ということでした。ところが今は、「働く側(従業員)が制度(働く環境)を選べる」ということがポイントになってきています。インフラのソフトが変わっていったときに、「企業はしっかりとその変化に対応できていますか」と従業員から問われることになるでしょう。
 
 働き方のかたちも変わった今、従業員の方から企業に対して「このニーズに対応する制度はないのですか」と訴えかける時代を迎えたのだと考えています。
 

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