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第四十七話 佐々木 正二  我が身を救う「人づくり」 

第四十七話  「得意な分野」と履行の組み立て

【月刊HOTERES 2019年04月号】
2019年04月19日(金)
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 いわゆる自己スタートの点に立つわけです。
この点から、自分は何をしたいか、何ができるか考えてみることも必要です。
先だって自分の「得意な分野」とは何でしょうか、得意な分野は、過去に経験した面接や職場異動のときに発表する思い出深いものなどがあります。
人それぞれに得意な分野を持ち合わせる隠れた真髄に、自分らしさを表現していけたらと願うものです。一方では得意な分野が発揮できていない、上長にも見てもらえない、ここを追跡したいところではないでしょうか。
 
 企業は個人差など、かまう暇もないと耳を傾けてもらえないこと、多いのではないでしょうか、ここに大きなデメリットが生じているのです。確かに企業の上司は他人ですし、そこまで構ってくれることを追求しても時間をロスするばかりとあきらめてしまいがちです。まずは自分の得意とする分野を書き出してみましょう。同じような仲間が多く存在したら、おもしろいように性格の違った得意が現れてきます。
 
 例えば、一人は客引きがうまい、もう一人は商品知識が豊富など、客側から見ますとどちらも捨てがたいセールスマンに思えるのです。
本来、これらを見抜く上長が存在することに徹したいところではありますが、先に自分らしさを発揮することも将来につながる要の一つです。そしてこのご時世、早変わりしていることにも目を向けておきましょう。
数年前までは、私たちが口ずさんだ10 年ひと昔でしたが、近ごろは1 年で変わると言われることもあります。見る感覚や人の思考は週替わりでやってきます。
 
 例えばデパートやスーパーでは、日ごと変化しななければ消費者の目は冷たく、立ち寄りさえしてもらえない現状があると言います。
今のご時世、語りは短く、さらに短く日毎変化しない企業では捨てられてしまう現状もあるようです。ことわざに「百聞は一見に如かず」とことばが残っています。
やはり自らの行動が大事であり評価につながってゆきます。したがい自信を持たなくてはなりません。
中には、得意な分野を表現できないスタッフも存在するわけですから、ここを雇う側からリサーチすることができたら、心配のない事業所といえるでしょう。
そしてこのようなスタッフづくりこそ時世に求められる職場であり、皆で作る職場なのです。
 
 繰り返しますと、得意な分野とは結果ではなくモノの見方、とらえ方、そして考え方それぞれの組み立て方法にあるのです。
自分は何ができて得意なことは何か、自分を買っていただくとしたら、得意な分野を知ることが大事ではないでしょうか。
八方美人では困りますが、八面玲瓏(はちめんれいろう)な誠実であれば信頼に結びます。

自分の得意な分野から、自分らしさをアピールできることは難しくないでしょう。
スタッフが「得意な分野」を履行に置き換えられたら、企業も成長する時期を迎えるのです。
トップはスタッフの所望をどのように受け取るか、導く方法をキャッチできたとき「人づくり」が始まり、時世に担う企業の新加に寄与されることでしょう。

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