「ホテル・ザ・エム」は「その土地に求められることを。」をコンセプトに、その土地らしさや地域とのつながりを強く持つブランド。今回出店する金沢は、日本海側気候で日本でも有数の年間降水量が多い地域であり、年間約160日は雨が降るといわれている。「雨」が多い地域性をホテルに取り込み、「雨」までも旅の魅力にしたいと「雨庵（うあん）」という名にした。
 
　また、金沢にはいくつかの茶屋街が今もなお残っている。同ホテルの客室数は47室で、小規模でひっそりと佇む、閉ざされた雰囲気は現代の「茶屋」をイメージしている。加賀藩の城下町として栄え、多くの日本文化を継承するこの街に馴染むよう外観は和モダンに設計され、共用部、客室のインテリアにも随所に和のテイストを取り入れている。
 
　同ホテル最大の特徴は、宿泊者だけが利用できるラウンジ（=ハレの間）。朝は朝食会場として地元加賀野菜をふんだんに使った和・洋の定食を提供。夜は北陸の地酒が愉しめる日本酒バーを営業する。また、宿泊者には毎晩日本そばを無料で提供するほか、特産物である加賀のお茶を24時間ラウンジで楽しめる。さらに、五代目加賀藩主の時代に日本中から有名な学者や貴重な書物を金沢に集め、学問を奨励したことで「加賀は天下の書府」と言われており、ハレの間には宿泊者がこの地をより深く知ることができるよう金沢に纏わる書物やアートブックなどを集めたライブラリーを展開する予定。
 
　ソラーレホテルズでは、「ホテル・ザ・エム」を最上級ブランドに据え、エムブランドならではの「ここでしか出来ない宿泊体験」を提供するとしている。また、同ホテルの初年度の目標平均稼働率は約70％、客室平均単価を21,000円強と見込んでいる。

金沢の街に馴染んだ外観

和のテイストを施したツインルーム

ホテルロビー

ホテル・ザ・エム金沢 雨庵　概要
宿泊者だけが使えるハレの間（ラウンジ）
１．特産品加賀のお茶を24時間いつでも
２．朝食では加賀野菜をたっぷりと提供した和食、洋食の定食を提供
３．食事やお酒のあとには温かい日本そばを無料で提供（毎晩21:00～23:00）
４．北陸地方の地酒を取り揃えた日本酒バー
５．アートブックや小説など金沢に纏わる書籍を集めたライブラリー
６．金沢のアーティストや職人が手がけたアートや工芸品を展示
 
◆施設概要
施設名（日本語表記)：ホテル・ザ・エム金沢 雨庵
施設名（英語表記)：HOTEL the M Kanazawa UAN
所在地：〒920-0918　石川県金沢市尾山町170番1
敷地面積／延床面積：730.13㎡/2,866.02㎡
構造規模：鉄骨造、地上6階建
建物所有者：株式会社日本エスコン
運営会社：ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社
設計：株式会社ジー・ワイ設計
施工：松井建設株式会社
開業日：2017年12月1日
総客室数：47室
最大収容人数：102名
 
◆ホテル概要
部屋タイプ/広さ/定員/客室数/料金(室)*
スーペリアツイン/29㎡/2名/25室/20,000円～
スーペリアテラスツイン/31㎡/2名/15室/20,000円～
プレミアテラスツイン/41㎡/4名/2室/20,000円～
プレミアツイン/41㎡/4名/2室/20,000円～
スーペリアテラスダブル/20㎡/2名/1室/20,000円～
スーペリアダブル/20㎡/2名/1室/20,000円～
ユニバーサル/29㎡/2名/1室/20,000円～
チェックイン15:00／チェックアウト11:00
ホテル内設備：ラウンジ（朝食会場、日本酒バー、ライブラリー等兼用）、宿泊者専用ジム（無料・24時間利用可）、コインランドリー、自動販売機、製氷機、喫煙所、授乳室、インターネット環境、共用部、全客室Wi-Fi完備
交通アクセス：北陸新幹線「金沢駅」より、金沢駅兼六園口バスターミナル（8）、（9）、（10）番乗り場からバスで「武蔵ヶ辻・近江町市場」下車、徒歩5分
小松空港からリムジンバス「香林坊行き」乗車、約50分「武蔵ヶ辻・近江町市場」下車、徒歩5分
予約開始日：2017年6月26日（予定）
*室料の表示は目安の料金です。変更する場合があります。
 
 
ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ㈱
http://www.solarehotels.com