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SPECIAL INTERVIEW  ㈱コンフォートアライアンス 取締役会長 佐藤 雄三 氏

品質の高い羽毛ふとんのレンタルは ホテル・旅館にメリットをもたらす

【月刊HOTERES 2016年06月号】
2016年06月17日(金)
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ホテレス・ショー2016 での出展ブースの様子。ホテル・旅館の関係者との商談が活発に行なわれた

「ホテレス・ショー2016」に初出展
予想を上まわる333 社がブース来場
 
――2016 年2月に開催された「国際ホテル・レストラン・ショー」に初出展されましたが、反響はいかがでしたか。
 
 おかげさまで333 社の方々に当社ブースにお立ち寄りいただきました。北海道から沖縄まで日本全国から来場していただき感謝の気持ちでいっぱいなのですが、ホテレス・ショー閉幕後、せっかくお立ち寄りいただいた皆さまのところをまわり切れないという悩みが出てきました。次回は各社をフォローしていくための仕組みを確立してから、出展を申し込もうと思います。
 
 ブースにおける商談で「見込みあり」と評価できたのは183 社と、全体の約60%にも達しました。当初は100社程度と見込んでいましたので、満足できる結果だと思います。
 
 333 社の内訳を見てみると、約230 社がホテル・旅館関連、約30 社が民泊・マンスリー・老健施設、約70 社が建築家・デザイナー・サプライヤーなどでした。ホテル関係者の来場はもちろん予想通り多かったのですが、意外だったのは家業でやっている旅館の経営陣にも興味を持っていただけたことです。実際、旅館の経営者も多数いらっしゃいました。
 
 来場した方々は私たちのビジネスモデルをご理解いただいた上で、見積もりを希望されることが多かったです。目算通りにいかなかったのは、好調が続く三大都市圏のホテルは利益が出ていることから、レンタルではなく購入して、今のうちに償却したいという要望が多く見られたことです。レンタルを希望するのは新規オープンの施設で、羽毛ふとんをレンタルにした分、予算を他の備品の購入に割り当てるという方向性で検討するケースが見られました。
 
――羽毛ふとんの物流は、どのように行なうのでしょうか。
 
 私たちのビジネスモデルにおいて、リネンサプライの存在は絶対にはずすことができません。当社のグループの工場は茨城県と兵庫県にあるのですが、そこから各地域にデリバリーをしていたら、ビジネスとして成立しません。
 
 そこで必要になるのが、毎日トラックにシーツを積んで施設をまわっている人たちとタッグを組むことです。地場でリネン業を営んでいる企業との協業が必要なのです。彼らの流通とリンクすることによって、次のステップが見えてきます。
 
 コンフォートアライアンスが目指しているのは、シェアビジネス、マッチングビジネス、エコ、そしてアライアンスです。自分たちだけがよければそれでいいということではなく、苦しんでいるところが多い旅館やリネンサプライとWin-Win-Win の関係を構築していこうと考えているのです。
 
 私たちは2017 年か2018 年に、ミャンマーに自社工場を創ろうと考えています。中国からリネンを購入すると、関税は5.3%。ミャンマーから持ってくれば関税はゼロです。さらに人件費の面でも、ミャンマーは大きなメリットが見出せます。

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