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  • 鈴木 忠美の「次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術 これからの人材育成」第 82 回「社員の手本であるために」
第6回 鈴木 忠美の「次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術 これからの人材育成」

第 82 回「社員の手本であるために」

【月刊HOTERES 2015年11月号】
2015年11月20日(金)
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「忙しい」と「大変」は大違い
 リーダーの中には婚礼を含む宴会の件数が多く入っている日や、宿泊・レストラン等連日予約で満杯・満席状態が続いたり、あるいはデスクワークの仕事がたまりすぎると、ついメンバーの前で忙しいという言葉を連発したり、同業者や異業種の人が訪ねたときにも、平気で忙しいと言っているリーダーをたまに見かけますが、私は日ごろからこの言葉は意識して使わないように心掛けている。なぜならば忙しいという字を二つに引き離すと、心を亡くすというふうに訳すからである。ところが過日、ある団体が主催する講演会を聞きに行ったとき、講師の先生から「大変」という言葉はとても良い言葉であると教えていただいた。それは読んで字のごとく「大変」とは大きく変われるチャンスと訳すからで、つまりこの大変さを乗り越えたとき、人は初めて大きく変われるからだという。実は私の意識の中では「忙しい」も「大変」も困ったときに使う類似言葉とばかり思っていたが、確かに言われてみればこの二つを比べると大きな開きがある。そこで私の持論は真似て学んでおれ流で、早速この言葉を講演でも使わせていただいている。リーダーの皆さんもぜひ忙しいという言葉から大変に切り替えられてはいかがでしょう。
 

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