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2022年7月15日号 トップインタビュー (株)白浜エンタープライズ インフィニートホテル&スパ南紀白浜 取締役支配人 佐藤 智之 氏

トップインタビュー (株)白浜エンタープライズ インフィニートホテル&スパ南紀白浜 取締役支配人 佐藤 智之 氏

【月刊HOTERES 2022年07月号】
2022年07月14日(木)
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----和歌山の IR構想は消滅しました。そのことで、この地の今後の売り方など「面」の世界戦略について教えてください。

 「観光大国」になるための条件として、「気候」「自然」「文化」「食事」の四つの条件に加え、アフターコロナを見据えた「安心・安全」がその主体要素だと思います。また、観光資源を構成するものは「景観」「伝統・文化」「食」「産業」「スポーツ」「自然」言われています。IR構想には「娯楽」の一面と「観光」、「目的」というフックであると思いますが、和歌山県、紀南地区にはそれ以上の観光資源が豊富にあり、本地区には熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、闘鶏神社、熊野古道等を含む一級の世界遺産たる“紀伊山地の霊場と参詣道”がありますので、IR無しでも十分に観光地としてアピールできると感じています。

 特にスペインサンティアゴ巡礼道と熊野古道は世界に二つしかない『道の世界遺産』であり、両方を制覇することで認定証が発行されるシステムになっており、欧米からの観光誘致に大きなフックともなっています。本地区には「観光大国」になるための五つの要素、観光資源を構成する六つの要素を全て兼ね備えている日本でも屈指の地域です。
 
 和歌山県・IR構想のとん挫は残念ではありますが、2025年大阪・関西万博開催に伴う紀伊半島東部の交通アクセスの整備は、その後の本地区の抱える問題をクリアにするだけではなく、いずれ勝浦から紀勢自動車道、伊勢自動車道、東名自動車道とつながり、中京地区との相互乗り入れも可能となります。インバウンドに関しても中部国際空港(セントレア)、南紀白浜国際空港、関西国際空港が紀伊半島を囲むようにつながり、より広域の「面」としての誘客が可能になります。地政学的にもその中間地点にあるのが本地区であり、その中心は南紀白浜であることには変わりはありません。
 
 その南紀白浜のオピニオンリーダーホテルたるINFINITO HOTEL&SPA南紀白浜の役割はより大きなものになると確信しています。より広域からの顧客層の増大は、観光地『南紀白浜』が新婚旅行のメッカとして第一次ブームを迎えたて昭和30年~40年代から約60年を経て第二次ブームを作り上げていくことになると思います。なおの事、現在でも大きな課題の一つでもある“二次交通”の問題解決が急がれます。
 
 日本では 6月10日から、段階的にインバウンドの受け入れが始まりました。訪れる理由・目的地が「インフィニートホテル&スパ南紀白浜」となるように国内外への訴求をしながら、強化された結束力でお迎えしていきたいと思います。

 

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