ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄(沖縄県国頭郡)は 21年 6月より、沖縄科学技術大学院大学(以下、OIST)の海洋気候変動ユニットの監修のもと、カクレクマノミ(以下、クマノミ)の育成と海洋での保全・復元を目的とした「瀬良垣島・クマノミ育成プロジェクト」を開始した。同ホテルは21年3月に「おきなわSDGsパートナー」として登録され、SDGsの達成に向けたさまざまな取り組みを進めている。
同プロジェクトは世界的に個体数が減少しつつあるクマノミを育成・保全しながら持続可能な観光の仕組みを作ることを目指し、沖縄県の「令和3年度沖縄観光コンテンツ開発支援事業」の支援を受けて行なわれているもの。21年 6月より OISTの臨海研究施設にてクマノミの孵化・飼育が始まり、今年 10〜11月をめどに育ったクマノミの稚魚を瀬良垣島周辺の育成区域に放流し、海洋の復元に向けて経過観察を行なう予定である。
また、同ホテルでは 11月より、クマノミ育成区域周辺のシュノーケリング・ダイビング体験と、SDGsの目標の一つである「海の豊かさを守ろう」を学ぶレクチャーを組み合わせた新しいプログラムを、ゲストに提供予定である。
カクレクマノミ