疾病予防には、1 次予防として、「病気にならないように気を付けること」、2 次予防として、「健康診断を受ける等病気が悪くなる前に見つけること」、3 次予防として、「病気の悪化を防ぐこと」の3 段階が挙げられます。昨今では、さらに進んで、自分が親から受け継いだ遺伝子などを調べて、「どのような病気になりやすい体質なのか」を知ることで、効果的に生活習慣を見直すことを目指す「0次予防」が注目されています。自身の体質を知って効果的に生活習慣を見直すことが0 次予防となります。現在は、宿泊施設における感染症拡大防止対策として、主にこの1次予防の徹底が求められていますが、ある程度新型コロナウイルス感染症が収束したとしても、上記の通りその脅威は将来にわたって存在するであろうと想定すれば、その後も継続して取り組む必要が出てきます。
2020年11月20日号 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 ホテルのシステム思考
第422回 今後の感染症0次予防の視点および感染症対策レベル定義
【月刊HOTERES 2020年11月号】
2020年11月18日(水)