昨今のホテルマーケットにおいては、2020年オリンピック等を踏まえ、新規ホテル供給も増加の一途をたどっています。ますます宿泊施設間の競争も激化していくものと思われると同時に、ライフスタイル型ホテル、デザイナーズホテル、コンセプチュアルホテル等さまざまな強みを付帯させた新たなホテルカテゴリーも多く見られるようになってきました。今回は、そのような環境を踏まえ、宿泊施設の新規開発にとどまらず、既存施設についても新たなサービスやコンテンツを検討する際に参考となるだろう開発視点(システム思考とエンジニアリング)をご紹介したいと思います。
北村剛史
Takeshi Kitamura
(株)日本ホテルアプレイザル 取締役/(株)サクラクオリティマネジメント 代表取締役/(一社)観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI(米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、CRE(米国不動産カウンセラー)慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である(株)日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事