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2020年2月28日号 新しい視点「ホテルの価値」向上理論 ホテルのシステム思考

第388回 環境を考えるホテル(4)

【月刊HOTERES 2020年02月号】
2020年02月27日(木)
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 今回は、昨今企業経営上、重要な概念ともなっている「サステナビリティ」の一要素、「環境配慮」について、新たに注目されている概念を含め、これまでご紹介してきた内容にも改めて言及しつつ整理してみたいと思います。まずは、「ESG」です。

 企業の長期的な成長のためには、利益追求だけでなく環境や社会とのかかわりが重要であるという考え方のもと、企業が社会的責任を果たす「CSR」活動はもはや当たり前のものとなっています。そうした企業の活動を金融面から促そうと、投資家が環境、社会、ガバナンスの3 要素を織り込んで投資先を選定する行為を「ESG 投資」と称されており、評価される企業型でもその対応が急がれています(「ESG」とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったもの)。

北村剛史 
Takeshi Kitamura

(株)日本ホテルアプレイザル 取締役/(株)サクラクオリティマネジメント 代表取締役/(一社)観光品質認証協会 統括理事不動産鑑定士、MAI(米国不動産鑑定士)、FRICS(英国ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会フェロー)、CRE(米国不動産カウンセラー)慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。ホテル・旅館の不動産鑑定評価会社である(株)日本ホテルアプレイザルの取締役。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では「ホテル・旅館の人格性、パーソナリティー」をテーマに研究活動に従事

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