中村充宏氏 優勝インタビュー「文化を交換できる存在に。そして後輩たちにつないでいきたい」
■ 大会に向けてどう臨みましたか
パトロン自体が唯一無二の存在なので、ほかにはないアイデアを取り込みたいと思っていました。まねできないような、パトロンならではのカクテルを作りたいというところでたどり着いたのが署名でした。パトロンブランドが職人とバーテンダー、ゲストを「グローバルコミュニティ」と表現しているのです。そこで、私たちがお互いに署名をすることで心がつながると考えました。
■ 大会を振り返っていかがですか
制限時間がある中で審査員からサインをしていただくという行動そのものが今回の大きなチャレンジでした。しかし、お客さまである審査員の目の前で直接的にお話しするということで“ 演者と審査員”という関係性が変わり、距離感が近づいた気がします。お客さまである審査員の皆さんの前に出たときに、自然に立ち振る舞えているのが自分でもわかり、楽しくプレゼンテーションできました。
■今大会の勝利を今後にどうつないでいこうと思いますか
まだ世界大会が残っていますが、海外に出る機会をいただいて都度感じるのは、日本の文化を発信するときや現地の文化を吸収するときには、お互いに“ 交換する” のが大切だということです。世界中どこにも素晴らしい文化がありますので、日本をきちんとプレゼンテーションできる存在になり、そして吸収したものを後輩たちにつないでいきたいと思います。中村充宏氏 優勝インタビュー「文化を交換できる存在に。そして後輩たちにつないでいきたい」
関連記事
「茶道とバーテンディングにみる日本的おもてなしの根幹 「不易流行」でサービスにも新しいスタイル」(週刊ホテルレストラン2018年01月19日号)