日墨文化の融合をカクテルに表現
“お客さま（審査員）の署名”で一体感を醸成
優勝した中村氏は自身のキャリアや茶道のバックボーンを話しながら、現地の清涼飲料であるテパチェのシロップを使用。抹茶を加えて日本とメキシコの融合を表現した。審査員の一人、メキシコ大使館商務部のアーロン・ベラ参事官も「テパチェはメキシコ人にとても身近で誰もが知る飲み物。それが日本でカクテルに使われたことにとても驚いた」と語った。また、パトロンのボトルにある署名と、日本に古来から続く“ 花押”という署名文化に着想。テキーラ職人、バーテンダー、ゲストが同じ和紙のグラスに署名をすることで場の一体感を醸し出すとともに、“ 最高のカクテル体験” の約束を表現した。
世界大会は2019 年1 月22 日～ 24日に、メキシコ中部ハリスコ州のパトロン蒸留所で開催予定だ。コンペティションやセミナー、ゲストバーテンディングなど国際舞台の経験豊富な中村氏の活躍に期待がかかる。
パトロン ザ・パーフェクショニスト カクテルコンペティション 2018
ファイナリストと創作カクテル
田部武（Cocktail Works 神保町店）「リリーズ・レター」
秋谷修二（Bar Vie Lembranca）「パズ＆サル( ー)」
眞野貴代（Codename MIXOLOGY Tokyo）「タイム・フォー・シエスタ」
中村充宏（The Peninsula Tokyo）「ザ・ベスト・プロミス」
保志綾（Bar Dealan-Dé）「秋桜」（あきざくら）
青山健太（Cigar bar Fairground）「シエスタ・アット・3pm」
審査員
リー・トン（パトロン パーフェクショニスト2017 世界大会優勝者）
アーロン・ベラ（メキシコ大使館商務部 参事官）
政井マヤ（アナウンサー、MC、コメンテーター）
フェリー・カデム（日本パトロンアンバサダー）
※ 以上敬称略
審査項目（合計50 ポイント）
カクテルの見栄え 10 ポイント
オリジナリティー 10 ポイント
サービス・もてなし 10 ポイント
味と香り 20 ポイント
