キャリアデザインを考えるにあたりこの分析手法と上述の「三方よし」を括りますと、自社あるいは売り手を、ご自身とし、顧客あるいは買い手を就職(転職)先もしく市場と考え、競合他社、世間を他者(就職や転職においてのライバル)に置き換えます。そうすると次の質問が浮かんできます。
-「売り手」であるご自身をどこまで理解していますか?
-あなた自身は何が強くて、何が弱いですか?
-ビジョンや目標はなんですか?
-好きなこと、嫌いなこと、出来ること、出来ないことは何ですか?
これは、本連載の第三回、「あなたは本当に自分を知っていますか?」でも書かせていただきました。
そして、次に重要なのはここからです。
-「買い手」や市場が求めているものを知っていますか?
-あなたはそれを備えていますか?
-あなたの市場価格を知っていますか?
-それはいくらで、あなたはその価値をだせますか?
-「世間」。競争相手は誰ですか?
-その人たちの強み、弱みは何ですか?
-ライバルが持っていて自身にないものは何ですか?
-ひとつの枠や機会を他者と争うとしたらあなたは勝者になれますか?
こうしたマシンガン、千本ノック的な質問に対し答えられなければ自分の想いは遂げられないかもしれません。
第七回
キャリアデザインは口に出して言え 福永健司のキャリア論
三方よしと「す・い・か」
2015年11月30日(月)