ホスピタリティー産業関係者に多様なデータを提供しているSTR（本社・ロンドン）は、世界5 地区（対象約5 万8000 ホテル・790 万室）における2020 年9 月のホテル客室3 指標を発表した。なお、日本の都市、リゾート別詳細データに関するお問い合わせは、STR アジアパシフィック代表（apinfo@str.com）まで。
　コロナ禍は全世界に波及している。本誌は先々月から引き続きSTR の調査の発表に準じて世界5 地区の3 指標へと掲載表記を変えていることをご了承願いたい。

　STR の調査によると、アメリカ合衆国のホテル業界は前月比でやや業績を落としている調査がなされた。稼働率、ADR、RevPAR の3 指標はそれぞれ8月を下回った。8 月に記録された3 指標は4 月以降で最高水準だった。 ヨーロッパのホテル業界では夏以降の需要の遅れを反映し、前月からわずかにパフォーマンスが低下したと報告がされている。主要3 指標はいずれも8 月から減少した。

　中東とアフリカのホテル業界の9 月データでは引き続き稼働率の改善が見られたが、全体的には低調だった。稼働率とRevPAR は3月以降では高い水準だが、STR の記録における9 月において最低水準だった。

　中南米におけるホテル業界の9 月業績は前月より若干改善したものの、全体的には低い水準にあると報告されている。
　STR におけるCOVID-19 の分析はhttps://str.com/ja/data-insights-blog/coronavirus-hotel-industry-data-newsまで。

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