明智光秀と福知山城
　明智光秀は、自分の主君である織田信長を殺害し、謀反をくわだてた逆臣として長く日本史の中に位置づけられてきた。しかしここにきて、光秀は単なる歴史上の謀反人、逆臣ではなく、冷静な判断力と実行力のある武将として再評価がなされるようになった。世に名を挙げてわずか3 年の命だったが、その切なさが後世の人々に感銘を与える。そして、今年はNHK の大河ドラマが光秀を主人公として、冷静に見直されることになった。その光秀ゆかりの深い城として、京都府福知山市の「福知山城」が注目を浴びている。もともとこの地には、小笠原長清の末裔といわれる塩見頼勝という武将がこの付近に築城したのが始まりとされる。光秀は信長の命を受け丹波国の征討戦をしかけ、一度は赤井直正に撃退されるが、1579 年頃に丹波の国を平定した。この地にあった横山城を改築し福知山城に改名した。天守台の石垣は、野面積みと呼ばれ、自然石を組み合わせたものだが五輪の塔などの石材が使われ特徴のある城壁となっている。

府民分配所得は全国13位
　京都府の面積は4612.2km2で全国31位と、和歌山県より小さく、山梨県より大きい。人口は255.5 万人で全国13 位。宮城県より大きく、広島県より小さい。年齢構成をみると、14 歳以下の幼年人口は12.1％、15 ～ 64 歳の生産年齢人口は59.2％、65 歳以上の老年人口は28.7％で、全国と比較すると、老年人口比率がやや高くなっている。府民分配所得は7.7兆円で全国13 位。一人当たり所得は294.2 万円であり、全国で石川県に次いで17 位となっている。産業別構成比をみると、第1 次産業は0.4％、第2 次産業は31.0％、第3 次産業は68.6％で、全国平均と比べると第2 次産業比率が高い。工業出荷額は5.7 兆円で全国20 位、人口当たりは228.9 万円で全国25 位となっている。

ホテルは施設数、客室数とも平均を上回る
　飲食店数は14 年で1 万3632 店。内訳をみると、食堂・レストランが1157 店で8.5％、専門料理店が4262 店で31.3％を占める。その中で多いのは日本料理店の1568 店で11.5％を占める。次いでその他の専門料理店が1431 店の10.5％と続いている。そのほか、すし店が400 店（2.9％）、そば・うどん店が680 店（5.0％）となっている。また遊興飲食店のバー・キャバレー・ナイトクラブは1727 店（12.7％）、酒場・ビアホールは2059 店（15.1％）と多く、両者で27.8％を占める。以上のほか喫茶店は2393 店（17.6％）、ハンバーガーなどその他の飲食店は909 店（6.7％）である。09 年調査から飲食店が分離された「持ち帰り・配達・飲食サービス業」は1208 店である。ホテル数は17 年で269 軒、客室数は2 万7038 室で、2000年からの伸び率をみると、ホテル数は全国の26.5％に対して当府は77.0％、客室数は全国の45.9％に対して当府は53.2％の伸びで、ともに平均を上回っている。

----
※各種図表など詳細なデータにつきましては本誌ご購入、または電子版有料版にご登録いただけますよう、お願い申し上げます。
 
2020年3月20日号ご注文フォームはこちら
https://ec.hoteresonline.com/products/list.php

電子版（ブラウザ版PDF）購入はこちら
https://ec.hoteresonline.com/products/list.php
------------------------------------------