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週刊ホテルレストラン客室稼働率調査、10月全国平均のRevPARは前年月比29.8ポイント増の大幅伸長

2023年12月11日(月)
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 小誌・週刊ホテルレストランの独自調査「全国ホテル客室稼働率」の2023年10月結果がこのほどまとまった。今回、全国119ホテルの平均客室稼働率は79.4%(前年月72.4%)、ADRは14,373円(同12,148円、18.3ポイント増)、RevPARは11,412円(同8,795円、29.8ポイント増)となった。
 
 今回の調査ではRevPARにおいて、30ポイント以上の前年月比増加傾向が続いていた2023年~前月までの勢いは落ちるものの、引き続き大幅な伸長となった。前年同月は全国旅行支援が開始したタイミングでもあったが、大都市圏を中心に需要超過の傾向にある昨今において、ADR重視の戦略が好調さをけん引している。
 
 各ホテルからは「団体の予約が多く、ツアー催行率も高かった」、「県内での開催のイベントや学会関係がコロナ以前の状況に戻りつつあり、日により高単価での販売が可能であった」などのコメントが寄せられた。
 
〈用語解説〉
OCC(Occupancy Ratio):客室稼働率
●ADR(Average Daily Rate):1日1室当たりの客室平均単価
RevPAR(Revenue Per Available Room):1日1室当たりの客室売上高
RevPARは客室販売における最重要指標、RevPAROCC×ADRで算出
(例:客室稼働率50%×ADR 20,000円=RevPAR 10,000円)
 
〈算出条件〉
●今回の数値は小誌・稼働率調査において「該当月および前年同月」の「客室稼働率およびADR」の計4項目すべて回答のあるホテルのみを用いて算出。そのため、開業1年未満のホテル、前年同月に休館したホテルなどは含まれず。
 
〈備考〉
小誌2023年12月15・22日合併号では連載「全国53都市ホテル客室稼働率」にて、23年10月の速報値(計385ホテルの都市別平均値)を掲載。
 
―――
文・オータパブリケイションズ 臼井 usui@ohtapub.co.jp

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