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2022年4月8日号 トップインタビュー 大阪市長 松井一郎氏

トップインタビュー 大阪市長 松井一郎氏

【月刊HOTERES 2022年04月号】
2022年04月07日(木)
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大阪・関西万博での「いのち輝く未来社会」の体現、圧倒的なエンターテインメントの拠点となるIRの実現を目指す


2025年 4月13日から10月13日まで、2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」の開催が目前に迫ってきた。実質は 3年先のことではあるものの、2020年から世界的なパンデミックとなったウイルスに今もなお、追い込まれている中、経済を好循環させるきっかけになればという思いから、3年という歳月を感じさせない期待感が、今、大阪に寄せられている。大阪の商魂とともに世界に誇る最先端医療が集積した大阪の新たな顔を核に、いのち輝く未来のデザインを描き出す松井一郎市長に万博そしてその先の IRについての考えをお聞きした。

 

大阪市長 松井一郎氏
大阪市長 松井一郎氏

課題解決型の万博(来場者数約 2800万人、経済波及効果約2兆円)


----新型コロナウイルスの変異株が日本市場にも一気に広がり感染者数が増えており、このことにより、さまざまな業種において経済的な打撃を受けています。そのような中、2025年大阪市で開催される「大阪・関西万博(以下、万博)」は低迷する日本経済を復活させる起点として期待、注目が寄せられています。想定来場者数は約 2800万人、経済波及効果は約 2兆円が見込まれる万博に対する市長の思いをお聞かせ下さい

我々世代にとって 1970年の万博はとても気持ちが高ぶったと、今でも記憶に残っています。当時の万博は「国威発揚型」の万博として開催されていたが、今回の万博は日本の力を結集して、これからの世界の課題の解決を実現する「課題解決型」の万博で、世界中の人々が望む社会を作っていこうとするものです。
 
万博のテーマ『いのち輝く未来社会のデザイン』に掲げられた思いは、すべての人が「健康」であることです。すべての人が心身ともに健康で生き生きと生活できる世の中を作りだしていくことが、日本に限らず世界で求められています。日本の平均寿命は、男性は約 81歳、女性は約 87歳とまさに長寿国です。ところが健康寿命は男女とも、平均寿命より 10歳前後下回る結果となっています。こうした課題を解決するためにも、最先端医学やテクノロジーを活用した再生医療、アンチエイジングでいつまでも若々しい心と体を維持し、個々人がポテンシャルを発揮できる生き方と、それを支える社会の在り方を発信していきたいと思います。


松井一郎氏 プロフィール
大阪府出身。1964(昭和39)年1 月31 日生まれ。1986(昭和61)年3 月 福岡工業大学工学部卒業。2003(平成15)年4 月 、2007(平成19)年4 月、2011(平成23)年4 月大阪府議会議員当選。2011(平成23)年11 月 大阪府知事(第18 代)、2015(平成27)年11 月大阪府知事(第19 代)就任。2019(平成31)年4 月 大阪市長就任(第21 代)、現在に至る。
 

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