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2021年12月10日号 トップインタビュー フォーシーズンズホテル京都 総支配人 岸 琢也 氏

トップインタビュー フォーシーズンズホテル京都 総支配人 岸 琢也 氏

【週刊ホテルレストラン2021年12月10日号】
2021年12月09日(木)
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自分たちのホテルが持っている強みをどのように生かせるのかをあらためて追求

----開業 5周年を迎え、フォーシーズンズホテル京都は何か新しい施策を打ち出しましたか。

 2020年 12月、私が 2代目の総支配としてフォーシーズンズホテル京都に赴任して、初代総支配人からバトンを渡されたときには、既に新型コロナウイルスのパンデミックは多大な影響を及ぼしていました。そのため開業5周年に合わせて新しい施策を打つのではなく、もう一度落ち着いて「見直し」を図る期間にすることにしました。
 
 皆さまもそうだと思うのですが、コロナ禍による巣篭もりの中で身のまわりの古いものを片付けるなど、これまでの生活を見直す作業を進めたのではないでしょうか。私たちのホテルもそうした取り組みを必然的に実行することになったのです。
 
 京都の観光地としてのブランド力のお陰もあり、開業以来、私どもの宿泊部門の主たる顧客層はインバウンドのお客様でしたが、パンデミックの影響を受け、国内マーケットへのアプローチへと大幅に戦略を変更する必要性に迫られました。この点が、見直しの最大のポイントだったと思います。
 
 2016年にフォーシーズンズホテル京都が開業してからコロナ禍を迎えるまで、京都の宿泊マーケットにはかなりの追い風が吹いていました。日本全国の観光産業に成長のチャンスが与えられていた中で、毎年多くの方々に京都を訪れていただき、ホテルの宿泊部門は絶好調でした。追い風が吹く中ホテルが取り組んできたのは、その風に乗って脇目も振らずに思い切り走り続けるということだったように思います。
 
 そしてコロナによってその勢いが完全にストップした形になり、この先どのように動いていけばいいのかと考えたとき、やはり見直しを図らなければならないと私たちは気がついたのです。見直しを進める中では、自分たちのホテルが持っている強みをどのように生かせば、将来に向けてお客さまにアピールできるのか、そのことの追求が大きな軸となりました。

----フォーシーズンズホテル京都の強みとして、どのような点が挙げられますか。

 私たちのホテルは池庭を持っています。これまでも歴史ある池庭を、いかに楽しんでいただけるかについて取り組みはしていたものの、その特異性を十分にアピールしきれていなかったかもしれない。そこは強みでもあり反省でもあります。
 
 コロナ禍で従来の考え方が通用しなくなったことで、一度立ち止まって自分自身を鏡で見てみる姿勢を取ることの重要性が高まってきました。あらためて鏡を見つめてみると池庭だけでなく、2フロアに渡るプール、ジム、スパなどの広々としたウェルネス施設プール、スパ、宴会場、チャペルといった大きな魅力を持った施設が生み出す素晴らしい環境があることを再認識できました。
 
 レジデンシャルスイートにはキッチンがあり、洗濯機も設置されていますから、長期滞在にも対応できますし、コロナ禍で密な空間から離れて家族だけでラグジュアリーな時間を過ごすこともできます。すべての窓は開けることができますし、1階の部屋の目の前には池庭が広がっています。季節によってはテラスで朝食やランチを食べ、夜にはお酒を楽しむこともできるでしょう。
 この 1年半で、フォーシーズンズホテル京都が持つこうした数々の魅力について見直しを図ることができたと思います。

 

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