開業5周年を迎えた今、一度落ち着いて京都にあるホテルとしての魅力を見直す
2021年に開業 5周年を迎えたフォーシーズンズホテル京都。2020年 12月に 2代目の総支配人に就任した岸琢也氏は、新型コロナウイルスの影響を受けてインバウンドのお客さまが限りなくゼロに近くなってしまった状況を踏まえ、国内外問わずより幅広いお客さまにホテルと京都の魅力を伝えていく取り組みに注力している。コロナ禍を「見直し」の期間と捉えることで、自分たちのホテルがもともと持っていた価値をもう一度じっくりと掘り起こし、日本一のホテルになる。それが岸氏の掲げる大目標だ。次の時代のステージを見据える岸氏に話を聞いた。
フォーシーズンズホテル京都
総支配人
岸 琢也 氏
1998年 The Pierre New York(formerly a Four Seasons Hotel)に入社。ニューヨークを皮切りに、サンフランシスコ、ランカウイ、モルディブなど海外のフォーシーズンズホテルで経験を積み、フォーシーズンズホテル丸の内東京では日本人初の総支配人となる。2020年 12月より、フォーシーズンズホテル京都の総支配人に就任。
20年以上にわたりフォーシーズンズの一員として、またファンの一人として「自分がそうされたいように、お客様に接する」というポリシーに基づき “お客様一人ひとりの気持ちにそっと寄り添い、望まれる体験を提供する ”をモットーとする。
京都においては、日本の、そして京都の文化のすばらしさを改めて痛感しており、国内外を問わず、一人でも多くのお客様に特別な体験をしていただきたいと、長い海外経験を持つ日本人総支配人だからこそ、提供できるものがあるはずと意欲を燃やす。