富裕層に刺さるコンセプトを創り時代に合わせながら量より質で勝負する
フェリーやクルーズ船でラグジュアリーな船旅を提供する新日本海フェリーは、旅先で楽しむ人々に快適な時間を過ごしてもらうホテル事業を、グループ会社のオーセントホテルズ(株)を通じて展開している。フェリーの北海道航路のニーズに合わせて開業した「オーセントホテル小樽」は、「心やすまる小樽で思い出に残るひととき」をキャッチフレーズに、港町の優しさ懐かしさに包まれ心に染み入る雰囲気と料理でおもてなし。2020年 12月 1日に開業した全 18室のスモールラグジュアリーな宿泊施設「ニセコ樺山の里 楽 水山」では、それぞれの客室から羊蹄山の壮観な雄姿を臨むことができる。また、すべての客室に「樺山温泉アンヌプリの湯」の源泉かけ流しの露天風呂を備え、癒しと寛ぎの滞在を実現している。新日本海フェリー(株)の代表取締役社長、入谷泰生氏に、船旅とホテルのビジネスについて課題と展望を聞いた。
入谷泰生氏
Yasuo Iritani
1969年京都大学卒業。1970年新日本海フェリー(株)入社。1989年日本クルーズ客船(株)代表取締役社長に就任。1994年新日本海フェリー(株)代表取締役社長に就任。1997年オーセントホテルズ(株)代表取締役社長に就任。2015年日本外航客船協会副会長に就任。