リアル・オンライン・ロボットが 共存するバンケットのスマートシティ化実現

　2021 年4 月22 日、八芳園にて『交流の未来DX』をテーマとしたハイブリッド型のセミナーを 催した。オンライン視聴者の中には実際にリアル参加してみたいと急きょ、会場に駆け付けた人もいたという。
　１つの宴会場の中でリアルとオンラインが共存。食事をしながら、仕事をしながら、ガーデン、レストラン、館内のどこでも自由に視聴することができる。
伴走する心拍数から計算された周波数により作られた音は、10 時から18 時という長丁場のセミナーを苦ともさせない居心地感を与えた。

　俯瞰的に宴会場とガーデンを3分割し、中央のアクリル板で制作した松の木のオブジェを境に、ガーデンと宴会場の間には宴会場側に生きている紅葉を配置することで、ガーデンとの一体感を作り出した。まさにリアル、オンラインが共存しながらも、個々のスタイルを邪魔しない、居心地の良い空間を作り上げた。
常時、200 人ほどが会場内を出入りしていたが、それもまったく感じさせない新しい交流、これまでにように詰込み型で窮屈さを感じさせるものは一切なかった。自分の意志で自分のスタイルで、自由に過ごすことができる。まさにリアルとオンラインの壁のないこれからの交流のスタイルと言えよう。ぜひ、ホテルでも新たな時代の交流に挑戦していただきたい。

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本記事は2021年6月18日号 特集の一部紹介記事です。
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