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第2回 google オンライン広告がマーケティングの常識を変える

【第2 回】基礎的なオンライン広告について

【月刊HOTERES 2015年09月号】
2015年09月03日(木)
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広告がクリックされた場合に
費用が発生するのも魅力
 
 また、オンライン広告で特に利用が多いのはリスティング広告とも呼ばれる検索連動型広告。毎日さまざまなサイトで何百万回と行なわれているウェブ検索を活用して、旅行や観光に興味のあるユーザーに広告が表示できる。グーグルでは検索結果が表示されるときに、その上下や右部分に表示される。
 
 このサービスを利用してホテルの広告を掲示すれば、例えば出張を計画している人にタイミングよく自社広告を表示させ、予約につながる可能性も高くなるだろう。
 
 グーグルが提供するオンライン広告サービスは「アドワーズ」と呼ばれ、自社のホテルや旅館などに関連する語句を登録し利用できる。また広告を表示するタイミングや地域も選ぶことができるのだ。
 
「検索連動型広告の特徴は、緻密なターゲティングができることです。“地名+観光”などで検索しているユーザーは、旅行をしたいという興味や関心があるケースが多い。そのユーザーにダイレクトに自社のホテルやサービスを伝えることができるのが最大のメリットだと思います。また、アドワーズの検索連動型広告は検索ページへの表示自体にはコストがかからず、広告が実際にクリックされた分だけ費用が発生するクリック課金となっています。イニシャル投資を抑えて広告が打てるものメリットの一つでしょう」
 
 また、グーグルでは自社でインターネット広告ができるツールを提供しており、自社のメリットを最大限に表現した広告を自らの手でつくれる。出稿した広告の成果や反応も自社制作ならば即座に確認できるのも特徴だと松濤氏は話す。もちろんネット広告の代理店やウェブ制作会社にアウトソーシングすることもできるが、インターネットならではの即時性を生かし、自社制作で試行錯誤しながら改善もできるだろう。
 
 次回は、広告出稿の前に自社のもつ強みを分析し、サイトなどの改善ポイントについて紹介する。

グーグル日本法人
広告営業本部 旅行業界担当
統括部長
松濤徹氏

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