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第3回 オンライン広告がマーケティングの常識を変える

【第3回】オンライン広告を始める前に自社の強みを知る

【月刊HOTERES 2015年10月号】
2015年10月01日(木)
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グーグル広告営業本部の鍋嶌知子統括部長

インターネットがホテルの集客にとって欠かせないツールとなった現在。このシリーズではグーグル日本法人とともに、いかにしてこのツールを有効活用し、マーケティング戦略を立案していくべきなのかを研究していく。第3 回は、オンライン広告を始める前に自社の強みを知る必要性を考える。

成功指標を設けて
オンライン化に取り組もう
 
 ホテル業界を俯瞰してみるとFIT やビジネストラベラーが既存のパッケージツアーよりも成長市場であることは明確だ。また、彼らの多くがインターネットで情報を収集し、オンラインで予約を行なっているのも顕著である。インターネットの広がりは今後も加速することが予想され、ホテル企業はデジタル化に向けて早急に手を打つべきだと主に中小・中堅企業を担当するグーグル広告営業本部の鍋嶌知子統括部長は話す。
 
「私は以前、外資系ホテルチェーンに勤めておりその経験もふまえて現状のホテル経営はもったいないと感じています。施設やスタッフの対応もよく、リノベーションにも投資をしているのに、自社の強みを積極的に発信しアピールするマーケティングに関しては、残念ながら欧米企業に比べるとまだ改善の余地があるのではないでしょうか。予約サイトの活用ももちろん重要ですが、まずは、顧客がどこから予約しているのか、自社の強みは何なのかを分析する必要があります。自社の強みを明確にしてから、どういったターゲット層に何を発信していきたいのかを議論し、どこからデジタル化するのか優先順位と成功指標を設けて進めていくべきだと考えています」

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