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HBAの“U-29バーテンダー全国大会”「KIRIN CUP」は吉本彩乃氏がグランプリ

2019年09月18日(水)
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グランプリに輝いた吉本彩乃氏のスーパーファイナルの様子

 

「よろこびがつなぐ世界へ」テーマに30人の若手実力派が集結

 (一社)日本ホテルバーメンズ協会(小森谷弘会長、以下HBA)とキリンビール㈱(東京都中野区、布施孝之社長)は9月16日、「第10回 HBA ジュニアカクテルコンペティション KIRIN CUP COCKTAIL FESTIVAL 2019」を両社共催により開催し、ホテルニューオータニ博多の吉本彩乃氏がグランプリを獲得した。

 HBA会員で29歳以下のバーテンダーを対象に隔年で行なわれるこの大会は、2001年に始まり今回で10回目。会場のリーガロイヤルホテル(大阪市)には、各地の支部予選を勝ち抜いたショートカクテル部門とロングカクテル部門それぞれ15人、合わせて30人のバーテンダーが集まった。

 今年の創作テーマは「よろこびがつなぐ世界へ」だ。これは、今年1月に策定されたキリングループの長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」とともに制定されたコーポレートスローガンである。作品にもテーマの意図をくんだネーミングが多く見られた。また、今大会で目立ったのは、30人中11人という女性バーテンダーの多さだ。全体を通して見ても、コンペティション初挑戦のフレッシュさもありながら、年間に数ある大会でたびたび出場、入賞を果たしている実力派の顔ぶれもある。年齢制限がある中で最後のチャレンジというバーテンダーの姿も見られた。
 大会規定でシロップやビターズを含む自家製素材、またインフュージョン(浸漬)や加熱調理など二次加工を施した材料は使用できない。こうした限りある中から生まれる創造の世界で、今大会は塩を使ったレシピも目立った。

すでにコンペティションでは常連の域にある吉本氏の本選でのシェーク
ロングカクテル部門優勝の阿部翔平氏。スーパーファイナルで敗れたものの、評価 は僅差だったという

博多から2大会連続の優勝。次世代バーテンダーの育成進む

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