コンパクトなデザインの「airnote」が、客室空間の雰囲気を損ねることなく、嫌なニオイを自動的に消して、快適な香りを漂わせる
清掃スタッフのストレスも低減され
作業のスピード向上につながった
「現場のスタッフからは、『airnote』の効果は大きいという感想が寄せられています」と宿泊サービス部客室グループグループリーダーの前田浩氏は言う。「お部屋のニオイについて最も敏感に察知する客室清掃の担当スタッフからも、『今までと違って、タバコを吸った後の空間でもニオイが消えている』と高く評価されています」
「airnote」が設置されているのは、喫煙フロアである7階の喫煙ルームと廊下、同じく喫煙フロアの10 階の廊下。さらに10 階の喫煙ルームにも追加の設置をすることが決定している。具体的には客室32 台、廊下13台の合計45 台でスタート、さらに客室に19 台が追加されて合計64 台の「airnote」が稼働する形となる。「airnote」導入以前はニオイがきつければオゾン脱臭機を使っていたが、機械自体も大きく、作業するスタッフにも負担がかかる。台数にも限りがあるため、複数の空間を同時に脱臭することができない。
消臭ミストを噴霧する機械も活用していて一定の効果は見られるものの、1回の作業ごとに希釈した液を入れなければならず、作業効率を考えると手間が掛かりすぎるというデメリットが生じる。
また、センサーがニオイに反応して自動的に作動する脱臭機を設置したところ、「夜中の作動音が気になる」というお客さまの声につながってしまったこともあった。
「airnote」の場合、備え付けるだけでスタッフが作業することなく、自動的にタバコのニオイを消して、さらに心地よい香りを漂わせてくれる。少しニオイがきついと感じた場合も、スイッチ一つで香りの強さを3 段階に設定できるという手軽さがある。「清掃スタッフは女性が多いこともあり、作業時のタバコのニオイが大きなストレスとなるケースも見られました」と前田氏は言う。「そうした目に見えない部分においても、『airnote』によるタバコのニオイの解決が清掃作業のスピード向上につながったと考えています」
ニオイの度合いに合わせて、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3段階で噴霧の強さを調節するだけ。清掃スタッフに余計な負担を掛けることなく、快適空間を演出する